プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

台風の右側・左側

こんばんは、mulfunctionです。

今朝は台風13号の関東上陸が懸念されていましたが、蓋を開けてみると、少なくとも私の周囲では、ほとんど台風被害はありませんでした。同僚を見ていても、交通にそこまで大きな支障はなかったようです。


台風は進行方向に対して左側よりも右側の方が勢力が大きいというのはよく知られています。右側を「危険半円」、左側を「可航半円」と呼びますが、今回の台風は関東圏に対して東に逸れていったため、関東圏は台風の可航半円側となり、そこまで大きな被害になりませんでした。

左右で風の強さが変わる理由は、偏西風による相乗または相殺のためです。台風は宇宙から観て反時計回りに吹き込んでいますが、これに偏西風が加わると、主に南東側では台風の吹込みと偏西風が重なることで風が強まり「危険半円」となる一方で、北西側では両者が相殺する向きになるため風が弱まり「可航半円」となります。

ちなみに、台風が反時計回りに吹き込むのは「コリオリの力」によるものです。これは、地球の自転による影響なので、自転方向が変わらない限り、台風が吹き込む方向も変わらないと言えます。コリオリの力の由来は、緯度が変わるに従い自転の回転半径と速さが変わることにあります。日本がある北半球では、北緯が小さいほど回転半径が大きく、したがって自転速さも相対的に速くなるため、台風の南側は西から東へより速く動くことになります。これにより、台風は反時計回りに吹き込むことになります。地軸に対する回転半径の差が原因なので、南半球では赤道に近い北側ほど西から東へ速く動くことになり、台風は時計回りに吹き込みます。

以上のことから、「台風の進行方向に対して右側が危険半円」というのは、あくまで日本が北半球にあり、偏西風が吹く地帯にいるので事実に合っていることが分かります。前回の台風12号のように、西から東に移動する台風に対しては、吹き込む方向は上述の通り反時計回りで変わりませんが、偏西風に対する当たり方が変わるので、進行方向に対して右側が特に風が強いとは、厳密に言えないのではないかと思います。このあたり、誰か詳しい人に教えていただきたいところ。


台風一過の後は、気温も高く、また湿度もぐっと上がりましたね。体調を崩さないように、気をつけたいと思います。

それでは、また。
/mulfunction