こんばんは,ゴドーです。
今週末は母親が泊まりに来ていて,一緒に舞台に行ったり映画を観に行ったりしました。
昨日は赤坂TBSシアターで,稲垣吾郎さんと剛力彩芽さんが主演の「No.9 ―不滅の旋律―」を観劇しました。
ベートーヴェンが交響曲第9番を完成させるまでを描いたストーリーで,とてもおもしろかった。
生の演劇を観るのは久しぶりでしたが,役者さんの演技力もさることながら,随所に挟まれる音楽のチカラに圧倒されました。
物語の要所であの有名な「歓喜の歌」が挟まれるのですが,舞台に近い席でプロの歌手の合唱を交えて奏でられる「歓喜の歌」は本当に素晴らしかった。
第9番が発表されて200年も(200年しか?)経っていますが,劇のタイトル通り,今後も不滅であり続けるだろうなぁと思いました。
浅学でベートーヴェンなどほとんど聴いたことがありませんでしたが,CDを買ってもう少し知ってみたい気になりました。
「歓喜の歌」のシーンで一心不乱に指揮をする稲垣さんの姿には,本当に感動しました。
剛力さんも綺麗だったし,舞台経験がほとんどないとは思えないほど素晴らしい演技で,様々レッスンされているのでしょう。
あと演出家の白井晃さんについてですが,この前に見た「バリーターク」も白井さんの演出だったのですね。
どちらも素晴らしい舞台で,ファンになりました。
ラストのシーンで,観客の手拍子に合わせて「歓喜の歌」が演奏された場面は,とても一体感がありました。
手拍子をしていて,ふと,子供の頃に読んだベートーヴェンの伝記漫画の1シーンを思い出しました。
自身が指揮をする演奏を終えた直後,難聴のベートーヴェンは観客の大喝采に気が付かず,演奏家に教えられて振り返り,そこで初めて背後の熱狂を目にするという展開でした。
舞台にはそのような演出はありませんでしたし,これは伝記漫画の脚色かもしれませんが,非常に心に残っています。
舞台芸術・音楽。。
どちらも僕にとっては観るだけのものですが,とてもいい刺激がもらえます。
今後も,時間を見つけて色々観に行きたいと思います。
ちなみに,今日は「ボヘミアンラプソディー」を観てきました。
こちらはまた別の記事で書きたいと思いますが,言うに及ばず,素晴らしい映画でした。
土曜日曜と音楽に触れて素敵な週末でした。
/ゴドー