プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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飲酒する習慣はない

こんばんは,ゴドーです。


実家に帰って久しぶりにお酒を飲みました。

晩酌習慣がある父親に付き合った形です。

お酒を飲むのは以前に帰省したとき以来だから,8ヶ月振りくらいでしょうか。

日本酒をおちょこで4杯分くらい飲みましたが,流石に耐性が落ちていたのか,少しだけ頭痛がしました。


普段の生活で飲酒する習慣がない自分。

飲み会などお付き合いで飲むことはあるし,そこまでお酒に弱い方でもありませんが,コロナ禍で自分独りになる時間が増えると本当に飲まなくなりました。

それなりに身体に気を配っていると,飲酒による筋肉の分解や睡眠の質低下といった健康面でのデメリットがどうしても気になってしまいますね。


実際,全国的に見ても,若年層では飲酒習慣がない人の方が多いみたいです。

厚労省のHPにあった統計によると,週3日以上・清酒換算で1日1合飲む人の割合は,20代で約15%,30代で約25%程度のようです。

最大ピークは40~50代の男性で,それでも約50%程度なので,厚労省定義によるところの飲酒習慣を持つ人は少数派と言えますね。

金曜の夜とか週末だけ飲酒するという人もいるでしょうし,質問内容を変えれば「飲酒率」はもう少し上がりそうですが,それでも仕事終わりで毎晩飲み歩くような人はマイナであると言えそうです。

コロナ禍で飲み会が減り,一時的に飲酒率が下がっているだけかもしれませんが,国民の健康面ではプラスの影響が出ているのではないかとも思えますね。


それでは,また。

/ゴドー

『パラリンピックブレイン』を読みました

こんばんは,ゴドーです。


パラリンピックブレイン』を読みました。

パラリンピックアスリートの脳機能について,fMRIによる脳機能測定や筋電測定などを駆使して,科学的に調査した結果をまとめた本書。

あくまで一般向けの図書ですが,実際の測定データや引用文献がきちんと書かれていますし,研究内容自体もここ数年までの比較的新しい内容が盛り込まれているので,最先端のスポーツ脳科学に触れることができます。


障害によって手足を失った人の脳内で,本来その部位を担当していた領域が,残った部位をコントロールするために使われるようになるという話は有名ですね。

いわゆる脳が高い可塑性をもつという話で,失った部位があるように感じてしまう幻肢症状にも関連していると聞いたことがあります。

ただ,実際のデータを元に解説されると,人間の脳がボディの変化に如何に柔軟に対応しているかが分かり驚かされますね。

寝転がって読むというよりは本腰入れて読み込むタイプの本ですが,非常に勉強になりました。


それでは,また。

/ゴドー

連休を取って実家に帰省中

こんばんは,ゴドーです。


先月に取れなかった休みの振替を使って,今週いっぱいを連休にしました。

まとまった時間が取れたので,1月以来に兵庫の実家に帰省中です。

緊急事態宣言の最中ではありますが,自分・両親ともにワクチン接種後2週間が経過しているので,感染・重症化リスクが低いと判断しました。

もちろん,家の中でも手指の消毒やマスク着用を行い,使うタオルは分けています。


全国で新規感染者数や重症者数が落ちてきました。

もちろん,ピーク時に比べて少ない人数というだけで,最初の波の頃と比較すれば依然高い水準であるので油断は禁物です。

医療逼迫が現実化している以上,極端に感染リスクの高い行動は依然として自粛すべきでしょう。

ただ,ワクチン接種率が大分高まってはいるので,リスク管理をしながら徐々に行動範囲を拡げてもいいのではないかと思っています。


ワクチン接種者へのインセンティブやワクチンパスポートの発行など,今後の経済活動拡充に向けた施策が徐々に議論されていますね。

完全にコロナ禍前に戻ることはなくとも,上手くコロナリスクを管理しながら,経済活動を最大限行えるようになっていってほしいですね。


それでは,また。

/ゴドー

ワーキングメモリーを鍛えなおそうと

こんばんは,ゴドーです。


脳トレアプリをサブスク購入してみました。

きっかけは色々あるのですが,端的に言うと脳機能の衰えを感じたから。

たとえば,6桁数字のワンタイムパスワードを一度で覚えられなかったり,とっさの言葉選びが上手くいかなかったり…。

しばらく研究業務から離れていたことに加え,ソシャゲを惰性で遊ぶなど,脳を自発的に使う時間が減ったことが原因だと考えています。


このままではいかんと,脳トレでワーキングメモリーを鍛えなおそうと。

Nintendo 3DS で遊んでいた『ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング』は非常によかったのですが,脳トレのたびに3DSを起動するのは少し面倒。

移動時間や会社で歯磨きしている間などにも脳トレしたいことを考えると,スマホアプリであることが望ましいですね。


いろいろアプリストアで検索してみた結果「NeuroNation」というアプリを購入して観ました。

レビューの結果もよかったし,体験できる部分をプレイしてみた感じ,『鬼トレ』同様によく作り込まれているのではないかと。

実際,5分くらいプレイしただけで脳の前頭葉あたりに疲れを感じ,脳機能の衰えかかっていた部分が鍛えられているように感じましたね。


なお,料金はサブスク形式で,とりあえず1ヶ月1,260円で購入してみました。

ほぼ倍の値段で年間契約できるので,1月あたりの値段で考えれば年間契約すべきですが,続けられるかどうか分からなかったので少し慎重に。

1月分とはいえお金を払ってしまったことだし,しっかりトレーニングして脳機能を取り戻していこうかと。

まずは1ヶ月後に変化を感じられるかどうか,成長するのが楽しみですね。


それでは,また。

/ゴドー

美術作品の同一性は如何にして再現されるのか

こんばんは,ゴドーです。


東京藝術大学 大学美術館に行ってきました。

目当ては「藝大コレクション展 2021」。

重要文化財を含む貴重な作品を鑑賞することができました。


しかし,同時開催されていた「再演 ―指示(インストラクション)とその手順(プロトコル)」展がとてもよかった!

まだ咀嚼しきれていませんが,非常に良い刺激になるというか,新しいアイデアを学んだ気がします。


キーワードは作品の「同一性」。

即興的に展示を構成したインスタレーション作品や,バクテリア等の生き物を使ったバイオメディア・アート作品など,作品を再演する際に全く同じモノを提示することが難しい作品があります。

こういった作品について,作品を作品たらしめているメッセージ性はどのように再現されうるのか?

その回答として,作品の制作過程や展示方法を書いた「論文」ないし「説明書」を作り,これらを込みでひとつの作品としている,ということだと理解しました。

個人的には,このような芸術のあり方は全く知らなかったので,大いに驚きましたね。


作家が死去したり,老化によって作品の「あるべき姿」を判断できなくなったりしたとき,作品の同一性は失われるのか?

展示に添えられた文章を読む限り,失われると考える作家さんもいれば,「私が不在となっても作品が進化し続けるような,そういうものであってもよい」という意見もあって興味深かったです。


科学界は「再現性の担保」を目指して論文というフォーマットを生み出しました*1

「読めば研究が再現できる」という高い再現性を期待された科学論文に対し,芸術作品はメッセージの伝わり方がどうしても鑑賞側の感性に委ねられているとは思います。

それでもなお,発信側の同一性を担保するべく様々な工夫がなされていることは新鮮な学びでしたし,作品メッセージを表現しようというパワー・ある種の執念を感じました。


それでは,また。

/ゴドー

*1:とはいえ,全ての論文が本当にそれを読んだだけで研究再現できるものになっていないのが現実ですが。

話し合っているだけではほとんど伝わらない

こんばんは,ゴドーです。


今月から後輩のメンターを始めており。

「しつこすぎるかな?」と思うくらい進捗を聞いたり,今後の予定を相談したりしていますね。

他の人と仕事を進めるというのは言葉をいくら尽くしてもいいと思っているので,かなり綿密に議論しています。


とにかく認識のすり合わせというのが大切ですね。

言葉だけで伝わるものは本当に僅かで,少なくとも議事録を残す必要があるかと。

また,雑談がてらの議論についても,ノートに単語を残したり絵を描いたりするようにしています。

特に後者の視覚的に整理する方法は非常に有効で,人間の認知機能によくマッチしていると思いますね。


認識を合わせることの重要さに気付いてから,会議の意味が分かりました。

ただ,集まって話し合っているだけでは効果が薄く,できればリアルタイムに書記を取って,それを参加者全員が共有できるようにすべきだと思います。

人間の意識はすぐよそ見をしがちなので,何の話をしていたか見失わないよう,常に言葉や図表に書きつけていく必要がありますね。


それでは,また。

/ゴドー

リスクに対処する4通りの方法

こんばんは,ゴドーです。


もともと同僚から聞いた話で,とても参考になったのでメモしておこうと思います。

曰く,リスクに対処する手段は高々4通りであると:

  1. 受容(リスクを受け入れる)
  2. 軽減(リスクを受けるとしても,その大きさを減らす)
  3. 転化(リスクを受けるとしても,その大きさを別のものに置き換えて補う)
  4. 回避(リスクを避ける)


例えばコロナ感染のリスクについて考えてみると,

  • リスク受容:感染は仕方ないものとして行動する
  • リスク軽減:ワクチンを受ける,ソーシャルディスタンスをとる etc.
  • リスク転化:保険に入る*1
  • リスク回避:Stay Home する

という感じでしょうか。

こういう考え方のフレームワークをもっていると,とりあえず穴埋め形式で考え始めることができるので便利ですね。


それでは,また。

/ゴドー

*1:対コロナ感染の保険があるのか知りませんが