プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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Kindleの「IT・専門書フェア」で本を買った

Kindle本の「IT・専門書フェア」が行われていたので、タイトルで興味惹かれたものを4冊購入しました。他に読んでおいた方がよい本があれば、教えていただけると幸いです。

読み終えた分量はそれぞれ0~50%の間くらいですが、どれもなかなかに面白い(or 面白そう)感じです。個々の本を読んで思うところがあったら別記事にしようと思いますが、とりあえず部分的に読んだ感想をメモ。最後の(まだ読んでない)1冊を除いて、現時点でのおススメ準です。

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

世界でもっとも強力な9のアルゴリズム

 

9つの「偉大な」アルゴリズムを、なぜ・どのように動作するのか、わかりやすい例で紹介していくれる本。アルゴリズムは「誰もが意識せずに普段利用している」「具体的な問題を解決する」という視点で選ばれているので、ITエンジニアだけが使うようなテストアルゴリズムや、経路探索のダイクストラ法のような汎用的アルゴリズムは含まれていない。

言われてみればシンプルなアイデアが、いかに強力に実問題を解決しているかを教えてくれる。当たり前のように(ときには意識すらせずに)使っているGoogle検索や圧縮などの技術に気付き、親しみを感じさせてくれる一冊。

 

オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版

オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版

オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版

 

プログラミングやソフトウェア開発において頻繁に耳にする「オブジェクト指向」が「What・どのようなもので」「How・どのように動作し」「Why・なぜ必要なのか」を教えてくれる本。C++C#オブジェクト指向に則ったコーディングをしつつも、結局オブジェクト指向の何が嬉しいのか腹に落ちていなかった自分にとって、非常に有意義な一冊になった。

よくある動物クラスと犬クラス猫クラスみたいな比喩だけで話を終わらせず、それらがどのように動くものなのか、そしてどのようにコードの可読性再利用性に貢献しているのか、どのようなメモリの使い方をしているのか等々、あくまでコーディング上の実用性から教えてくれる。オブジェクト指向が生まれてきた必然性が歴史的経緯に沿って説明され、非常に納得しやすい。

 

プリンシプル オブ プログラミング 3年目までに身に付けたい 一生役立つ101の原理原則

 プログラミングにおける「心得」や「規範」を教えてくれる本。様々な心構えが格言辞書のようにコンパクトにまとめられている。ひとつひとつを実際に体現するためには、相応に意識する必要がありそうだが、過去の自分に照らし合わせて、良くない書き方を改めようとチェックシート代わりに使うのが良さそう。

まだ半分ほどしか読めていないが、「YAGNI=You Aren't Going to Need It」は痛い所を突かれたと感じた(笑)。ついつい、今後の拡張を予想して、そのときには使わないメンバ変数とか仕込んじゃうんですけど、それに対する「いやいやそんなの必要になりませんから」という戒め。必要なものだけをコーディングしていくのが大切ということ。とりあえず、これを明日から実践したい。

 

1日で読めてわかるTCP/IPのエッセンス

1日で読めてわかるTCP/IPのエッセンス (NextPublishing)

1日で読めてわかるTCP/IPのエッセンス (NextPublishing)

 

 昔むかし、「初級アドミニストレータ」資格を取った時に勉強したけど、結局どういうものなのかいまいち説明できない「TCP/IP」について、ちょっとここらで復習しておかねばならんと思い購入。

上の3冊をパラで読んでいる最中で、この本についてはまだ1ページも読んでいないので、なんとも言えないのですが、Amazonレビューを見る限りは、今の自分にピッタリな感じがします。

 

 

自分が本を買うときは、(Amazonで買わないときも)なるべくAmazonレビューに目を通すようにしています。書かれていることを客観的に読んでいけば、その本がどれくらい自分にとって役立つか、かなり正確に測れると思います。古い本だと話は別ですが、比較的最近の(電子書籍で買えるような)本については、レビュー数がそこそこついているだけで大外れではないかな、とかそういう判断も。極端にレビュー数が少ない本は、大抵が「隠れた凡作以下」であると思います。