こんばんは、後藤です。昨日書いた山形旅行の続きで、2、3日目に訪れた、最上川・加茂水族館・湯田川温泉の話を書きたいと思います。
2日目は新庄駅前のホテルを出たあと、タクシーで最上川の舟下りができるスポットまで移動しました。
新庄駅から舟下り発着場最寄りの古口駅まで行く陸羽西線は、ちょうどいい午前中の便がなく、タクシーを利用しました。山形弁の気さくなドライバーさんで、祭りの話などいろいろ教えてもらいました。
首尾よく舟下り発着場まで到着しましたが、売店の前に「本日欠航」の文字が! 台風12号の影響による強風で、舟が出せない状況だったようです。仕方なく、付近を歩いて時間を潰そうかと考えていると、船頭の方がご厚意で、舟の見学や舟唄の披露をしてくださいました。舟下りはできませんでしたが十分楽しめる内容で、船頭の方々のおもてなしに深く感激しました。
最上川沿いで時間を潰した後、最寄りの古川駅から陸羽西線に乗り余目駅へ。さらに羽越本線に乗り換え鶴岡駅へと向かいました。そこからバスで40分ほど移動し、お昼すぎに加茂水族館へと到着しました。
まず館内のレストランで定食を注文し、クラゲとヒラメの刺し身をいただきました。日本海に面した非常に景観の良いレストランで、澄んだ海を舞うウミネコたちを眺めながらのランチとなりました。
加茂水族館はそこまで大きくない水族館ですが、展示内容やイベントショーでは随所に楽しませようという工夫を感じ、非常に素敵な水族館でした。特に、目玉のひとつであるミズクラゲがたくさん泳いでいる水槽はとても幻想的で素晴らしかったです。
午前中、最上川の付近で時間を潰していたとき、船頭さんに午後は加茂水族館に行くことを伝えると、このミズクラゲ水槽の下で仰向けに寝転んでみることをオススメされました。
観光客が次々写真を撮っている目玉展示でしたが、隙を見て水槽の下に駆け寄り寝転んでみると、視界全部がクラゲ漂う水槽に覆われ、夢の世界に入ったような美しさでした。
加茂水族館に行くことがあれば、ぜひ水槽の下で仰向けになってみることをオススメします。
再びバスで鶴岡駅へ戻った後、タクシーに15分ほど乗り、湯田川温泉へと向かいました。今回は「珠玉や」さんというお宿に宿泊しましたが、こちらも非常にホスピタリティ溢れた、素晴らしいお宿でした。
珠玉やさんの3つある内風呂は、空いてさえいれば予約なしに貸し切りで入ることができます。
夜中、5階の展望風呂を利用してみたところ、ちょうど台風の影響が去り雲がほとんどなくなった夜空で、風呂から輝く星がよく見え、とても素晴らしい眺めでした。
3日目、湯田川温泉を出立した後、バスで鶴岡駅へ戻り、そのまま新潟経由で東京へと戻りました。
2泊3日の短い旅ではありましたが、山形の山・川・海・空と、あらゆる自然を堪能することができました。各地で食べた名産品も、自分好みのものばかりでした。また、霞城公園の案内人さんやタクシーの運転手さん、最上川舟下りの船頭さんに珠玉やの従業員さんなど、現地の様々な人と短い時間でしたが会話し、その暖かさに触れて、非常に穏やかな心持ちになりました。
比較的ゆったりした日程を組んだつもりでしたが、それでも色々見て回った結果、それなりに疲れも溜まりました。今週は毎日早めに寝て、体力を回復しながら、旅行中に撮った写真をしみじみと見返し、旅の思い出に浸ろうと思います。
それでは、また。
/後藤