こんばんは、mulfunctionです。
今朝の通勤中、コンビニの駐車場に停まっていたトラックの側面に、
「ターャジス」
という文字列が書いてありました。一見「タージャス」かと思いましたが、よく見返しても「ターャジス」。どう発音していいかも分からないですが、どういうことでしょう?
…などと、謎めかすほどのものでもありませんが。そうです、コーヒーフレッシュ等でお馴染みの「スジャータ」のトラックだったという訳です。運転席側から文字列が始まるように書かれていたので、運転席に向かって左側の面では、文字列が右から始まる順になっていたということです。
大した話ではないのですが、ちょっと気になりました。運転席に向かって左側が「ターャジス」になっているということは、右側は「スジャータ」になっているということです。なぜ、パッと見て読みやすい「スジャータ」側のデザインを左右両方に使わないのでしょう?
街中でトラックの側面をよく観察してみると、企業によって、左右両方が同じデザインになっている「スジャータ/スジャータ」タイプと、左側の面で文字が右始まりになっている「ターャジス/スジャータ」タイプの2タイプがあることが分かります。
後者はなぜ、普段と逆順の文字並びを採用しているのでしょう? スジャータの場合は逆順にするとそもそも日本語としておかしい並びになるので、かえって文字順が逆なのだということにすぐ気付けます。漢字だけの「○×通運」などは、逆順の「運通×○」にしても一見読めてしまいそうで、引っ掛け度合いが高いと言えます。
何より気になるのは、「ターャジス」タイプのデザインだと、トラックの左右の側面で、それぞれ別のプリントをしなければならないということです。
「ターャジス」側のデザインを作るためには、「スジャータ」をただ左右反転させるだけでは上手くいきません。単に左右反転させただけだと、「ス」が運転席から遠い側に行ってしまうし、何より各文字が鏡文字になってしまいます。
すなわち、「スジャータ」のそれぞれの文字は反転させないまま、文字の配置だけを再デザインしなければならないということ。まぁそれぞれの文字中心は「スジャータ」と「ターャジス」で合わせてあると思うので、大した手間ではないと思いますが。しかしそれでも、文字以外の背景デザインは左右反転していたりするし、「スジャータ」面とは別のデザインをもう1枚作らなければならないのは間違いありません。すなわち、デザイン料やプリント料が2倍かかるのではないかと。
パッと見で読みにくく、しかもデザインやプリントにも2倍の手間がかかりそうな「ターャジス」デザイン。なぜ採用している企業がいるのか、不思議です。
それでは、また。
/mulfunction