プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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風は好きだが飛来物は怖い

こんばんは、ゴドーです。


強い台風21号が日本上空を通過中ですね。

今日は早めに帰宅したのですが、職場から外に出ると強風で向かいの工事現場の足場がギシギシ音を立てており、非常に怖い思いをしました。

風がビュンビュン吹いている状態は好きですが、ものが飛んでくるかもしれないのは怖いですね。

昔、風洞実験室で秒速20メートルの風を浴びたことがありますが、あれはものが飛んでくる心配がないので、非常に楽しかったです。


風速20メートルにもなると、まともに立つことは不可能です。

風圧に風に当たる身体の面積を掛けた分だけの力を受けることになるので、風に対して仁王立ちするのは面積が最大で、風から受ける力も最大になります。

とても立っていられません。


風洞実験室に入った人の大半は、風上に対して身体を前傾していました。

上体を倒すことで風を受ける面積が減りますし、風が背中側に抜けていくので、風から受ける力が弱まります。

身体が風を受けて後ろに倒れようとするので、前屈することで釣り合いが取りやすくなるというのも、身体を倒す理由の1つでしょう。

さらに進めて、両手を地面についてへばりつくような体勢を取ると、なお安定します。


風洞実験室の風は秒速20メートルで持続的に吹き続けるので、倒れないように必死に堪える必要がありますが、台風の風は、瞬間的にもの凄く速い風が吹くことがあるものの、風力には波がありますね。

平均風速だけで見ていると、風洞実験の方が立っているのが難しいように感じますが、台風のように風力が上下し、瞬間的に強い風が吹く方が危ないのは確かでしょう。

常に風が吹いているため備えやすい風洞実験室に比べて、不意に風が吹く台風の方が、体勢を崩す可能性が高いと思います。

なにより、風洞実験室では基本的に一方向からしか風が吹かないのに対し、台風では風向きが急に変わるので危険です。

あとは、上述したように飛来物にも注意する必要がありますね。


歩道を歩いていても、突風で車道側に煽られたりする可能性もあります。

台風接近中の外出中は、細心の注意を払いたいと思います。


それでは、また。

/ゴドー