こんばんは,ゴドーです.
先週から研究モデルの方針を大きく変更して,数値計算用のコードをまた一から書き始めました.
一からと言っても,以前に書いたコードは資産として残っていますし,一通り前のモデルを検討したあとで作った新モデルということもあり,プログラム全体のアーキテクチャーも以前より良くなると思います.
ある程度複雑な問題になると,手を動かしてやってみないと分からないことが普通だと思います.
僕が今扱っているような数値実験もそうですし,例えば数学の問題でも,とにかく色々試しているうちに全貌が見えてくるということは往々にしてあるでしょう.
もちろん,予め結果の予想はした上で手を動かしているので,全く無策で行動しているというわけではありませんが,予想の打率は100%ではありませんし,結局あるところより先はやってみなければ分からないのです.
逆に,いつまでも机上で考え続けていると,なかなか方向性が固まらないまま停滞していくことが多いように思います.
具体的な結果がないままに考えを進めるので,方針を固める根拠になるものが見つからず,考えだけがどんどん発散してしまうのです.
というわけで,新しいモデルの机上検討も程々に,早速実装に移りました.
とはいえ,考えたこと全てを実装すると大きすぎるので,少しずつ試してみるつもりです.
手を動かしてやってみるのは大切ですが,考えていることを考えているだけ,全て実行してしまうと,結果の分析が大変で,これはこれで訳が分からなくなってしまうでしょう.
行動するにも,適切な分量ずつやっていくのが大切です.
手を動かしながら考えることは絶対に必要ですが,手を動かす前にある程度の当たりを付けておくことも重要だと思います.
先に書いたように,何らかの結論を予想した上で,それを裏付けるために手を動かしてみるというような意識が良いかと思います*1.
まず先に考える,手を動かしながら考える,結果を見ながら考える…
これらをバランスよく行うことが必要で,それができるような能力を身につけていかなければいけないのだと思います.
連休明けの一週間は速いですね.
明日も頑張りたいと思います.
それでは,また.
/ゴドー
*1:ただし,出てきた結果が予想と合わない場合に,結果の示すものを優先するという意識が大切です.