こんばんは,ゴドーです。
今日はバーチャルリアリティー学会のテレイグジスタンス研究会に参加してきました。
バーチャルリアリティーに興味をもったのはつい数ヵ月前からですが,今日の研究会でも色々と興味深い話を聴くことができて,いい刺激になりました。
今日の知見を持ち帰って,さらに考えてみたいと思います。
ところでバーチャルリアリティーの和訳として「仮想現実」という言葉が用いられますが,バーチャルvirtualという単語に「仮想的な」という意味がないことを知って,高校生のころに意外に思った記憶があります。
もともとバーチャルというのは「実質的な」「本物と見なせる」という意味で,バーチャルリアリティーというのは「本物と見なせるような(人工の)現実(感)」という意味合いの言葉なんですね。
確かに,バーチャルリアリティーが目指しているところを考えれば,正に言葉通り「バーチャル」を志向していて,「仮想の」が不適切な訳であることが分かります。
バーチャルリアリティーの和訳としては「人工現実」あたりかなぁと思っていたところ,東大の稲見先生がこんなツイートをされていました。
VRは「実質現実感」、そして仮想現実でなくて「空想現実」を積極的に使おう! > RT
— 稲見昌彦🌖Masahiko Inami (@drinami) 2019年1月24日
これも納得できる訳ですね。
早く「仮想現実」でないバーチャルな訳が普及することを願っています。
それでは,また。
/ゴドー