２つの帽子を被り分ける

こんばんは，ゴドーです。

今日は金曜日。

昨夜なかなか寝付けず，コンディションはあまり良くなかった割には，よい仕事ができました。

最近リファクタリングの本を読んでいます。

リファクタリングというのは，プログラムの動作を変えないままで，コードを整理すること。

たとえ新しい機能を追加しなくとも，コードの見通しを良くすることで，後々の機能実装がスムーズにいくようになります。

勉強に例えるならば，先々進む前に復習を挟んだ方が，トータルでの理解は早くなるようなイメージかも。

リファクタリングの具体的な作業に関しては，ただ本を読んでいるだけではいまいちピンとこないし，正直に言って退屈です。

しかし，リファクタリングする際の発想については，かなり為になりました。

いわく，「機能追加の帽子」と「リファクタリングの帽子」を被り分ける意識をもつのだと。

新しいものを追加するのか，今まであったものを整理するのか，立場をハッキリさせてから作業に取り組むことが大切であると。

実際，機能追加の最中に目についたコードをまとめたくなったり，またリファクタリングの最中に新しいアイデアを思いついて実装したくなったりすることはよくあります。

そんなとき，ちゃんと帽子を被り直してから作業に取り掛からないと，機能追加としてもリファクタリングとしても中途半端になりがち。

目的が明確でない作業は達成のイメージが湧きませんし，区切りがつきませんからね。

プログラミングの話に限らず，新規開拓と既存整理を意識し分けることは，いろいろな場面で役立ちそうですね。

ちょっとしたコツですが，大切に覚えておきたいと思います。

それでは，また。

/ゴドー

新装版　リファクタリング　既存のコードを安全に改善する