こんばんは,ゴドーです。
今日は図書館で予約していた本を受け取りました。
自分が済んでいる市の図書館では,本の貸出にスタッフさんの手を煩わせることなく,借りる側が自分で貸出処理をすることができます。
本を貸出コーナーの机上に積みあげると,機械が自動的に借りようとしている本を判別してくれるのです。
どういう仕組みか正確には分かりませんが,本の表紙や裏表紙にバーコードとともにICカードが貼り付けられており,読み込み処理が行えるようになっているようです。
電波を透過する本だからこそ可能になるシステムということですね。
全ての本にICカードを貼り付けるコストはかかるものの,いざ用意さえしてしまえば,貸出にスタッフの労力を割かなくてよいという利点があります。
また仕組みが簡単なので,誰にでも使いやすいというのも,図書館という公共の場に適していますね。
世の中コストをかければできることは多いですが,高いコストはしばしば利用者に跳ね返るもの。
高級志向のサービスなどはその代表ですね。
よいサービスであっても,多くの人がその利益を享受できるようにすることは難しいですね。
その点,図書館の自動貸出は素晴らしいですね。
利益性を求めていない施設だからこそ実現している面もあると思います。
しかし,技術で世の中をより良くしていくには,こういうところを突いていくのがよいのでしょう。
多くの人の生活をちょっとずつでも便利にできれば,その累積はけっこうな幸福になるのではないかと。
そんなことを考えながら,ありがたく便利な図書システムを利用しております。
それでは,また。
/ゴドー