こんばんは,ゴドーです。
今日はかなり技術寄りの人と話す機会がありました。
同じ問題に対しても視点が違っていて面白かったですね。
雑談の中で出た話として,給茶機のボタンが押されたことをどう判定するかという話が。
煎茶・麦茶・湯水の3ボタンが並んでおり,それぞれがどの時刻に押されたかを知りたいという問題です。
例えばボタンにセンサーを仕込むとか,ボタンを押そうとする指を検知するといった手段がありそうですね。
しかし話していた相手の人が提案したものが面白くて,給茶機の両脇に振動センサーをつけて,振動波形を機械学習で判別するのはどうかと。
給茶時に振動する場所は飲み物によって変わるので,振動パターンから選ばれた飲み物を判別するのは,技術的には可能でしょう。
データを3クラスに分類しようとすれば,結構性能が出そうな気もします。
相手の人はおそらく,給茶機が動く様子をイメージして考えたのでしょう。
何気なく使っていると意識しませんが,言われてみれば給茶機はかなり振動しています。
特にお茶を出すときは,粉を押し出すために一際振動していますし,煎茶と麦茶を出すときは揺れ方も違うはずですね。
選ばれた飲み物が知りたいといった目的から考えると,しばしば直線的な答えしか見えなくなってしまうかもしれません。
実際に起っている現象の観察から始めるというのも,またひとつ大切な視点だなあと思った次第です。
それでは,また。
/ゴドー