こんばんは,ゴドーです。
『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』を読み直しています。
GTD(Getting Things Done)とは,やるべきことがたくさんあることによるストレスを解消する一連の手法のこと。
「あれもこれもやらなきゃ」と思うばかりで解放されない焦燥感から救われる方法が載っている,あらゆるひとにオススメな本です。
- 作者: デビッド・アレン,田口元
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2015/11/26
- メディア: 単行本
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同書によると,物事を進めるのに大切なのは「成功するイメージ」をもつこと。
物事に取り掛かる前に,どういう状態になれば「完了」と言えるのか,五感をフルに使ってイメージすることが大切であると。
成功するイメージができれば,そこに至るまでにどのような行動が必要か考えることができます。
逆に,成功像があやふやなままだと,何をするにも進んでいる感覚が得られず,空回りしてしまうと。
この言葉を読んで思い出したのですが,大学時代,部活動の先輩も同じ「成功するイメージ」という言葉を使っていました。
スポーツの世界ではイメージトレーニングの重要性は周知のもの。
理想的な動きをしている自分の姿を全身の感覚を総動員してなるべくリアルにイメージすることで,実際のパフォーマンスが向上するのです。
成功するイメージは単なるトレーニングの一種というだけではなく,どういう練習をするべきかの道標にもなるという点で,本質的に重要でしょう。
また,理想像をイメージするという作業に近いと個人的に思うのが,受験問題を解いていたときの自分。
数学でも物理でも,問題を読んで諸条件からボトムアップ的に数式を変形していくのではなく,むしろまず初めに,最後の答えとそこに至るまでの解答の全体像がイメージされていました。
あとは,ペンを走らせながら,具体的なディティールを埋めていくといった感覚だったかと思います。
これも「成功するイメージ」と本質的に同じではないでしょうか。
スポーツや受験問題に限らず,あらゆる「問題」に対して「成功するイメージ」の考え方は有効そうです。
まず最初に「あるべき結果の形」を考えるという思考法は,癖にしていきたいですね。
それでは,また。
/ゴドー