こんばんは,ゴドーです。
日中,駅前に出てみると,子供向けのフェスタが。
いろいろな専門職の人たちがブースを出しており,簡単な職業体験ができるようになっていました。
体験できる職業は美容師,歯医者,測量士,カメラマンなど様々。
どのブースもなかなかに賑わっていました。
子供向けのイベントに限らず,体験型のアクティビティはますます人気ですね。
お金の使い道として,物理的実体ではなく思い出として残るものを選んでいると。
モノからコトへの移り変わりと言えるでしょうか。
コトにお金を使う機会が増えてきたのは,無形のコンテンツにお金を払うという感覚がますます根付いてきたからでしょうか。
例えば音楽を聴く際に,昔はレコードやCDにお金を払っていましたが,今はストリーミングでデータを購入しますね。
欲しいのは音楽を聴くという体験であって,物質としてのレコードやCDは必ずしも必要ではないと*1。
より突き詰めると,喜びや感動といった情動にお金を払っているとも言えそうです。
衣食住がほとんど満たされた現代では,どれだけ精神的な充足感を得るかが重要なのでしょう。
基本的に人間の欲求に際限はないでしょうし,コトへの傾倒はますます盛んになるかと。
ところで,モノからコトへ移り変わったその先には何があるのでしょうか。
コトをとにかく追求することになるのか,その先の段階があるのか,考え甲斐がありそうです。
それでは,また。
/ゴドー
*1:レコードやCDを集めるという楽しみもありますが,これは収集という体験を買っていると言えるでしょう。