こんばんは,ゴドーです。
ダイバーシティが叫ばれる今日。
まだまだ社会は多様な人が暮らせる公平性に欠けていると思います。
想像力を膨らませながら,さらなる施策を打っていく必要があるでしょう。
今日,職場で聞いた話ですが,東京メトロはエレベーターの点検予定をWeb上で公開しているそうですね。
実際に検索してみたら,確かにWebページが見つかりました。
安全のため,定期的な点検は必須。
しかしながら,車椅子利用者にとっては,行ってみたらエレベーターが使えなかったというのは大きな問題です。
東京メトロでは,予め点検日時を公開することで,利用計画の参考にしてもらおうとしているのでしょう。
公平性から言えば,いつ何時でも,誰にとっても利用可能になるのがベストなのかもしれませんが,現実的には難しい面も多いでしょうし,Webで検索可能にしておくというのはベターな施策だと言えるかと。
ところで,同じ人から聞いた話ですが,JRは同様の点検予定を紙媒体でしか公開していないのだとか。
実態がどうなのか分かりませんが,「JR エレベーター 点検」でググってみても,メトロの点検予定しか見つかりません。
紙媒体でしか公開していないというのは,点検予定を確かめるために,わざわざ駅まで行かなければならないということでしょうか?
JRや車椅子の利用者数の多さを考えると,なぜWeb公開程度のローコストな施策も実施していないのか,非常に疑問です。
自分と違う属性の人々に対して,何が問題になるか,なかなか推測するのは難しいもの。
自分が普段,無意識にしている行動の中にも,ハードルとなりうる行為が多く含まれているのかもしれません。
このようなギャップを埋めていくためにも,まずはどういった問題があるのか,様々聞こえてくる話に耳を澄ますこと。
そして,想像力をもって多様な問題を考えることが肝要かと思います。
それでは,また。
/ゴドー