こんばんは,ゴドーです。
最近はずっとモデルの検討を行っています。
在宅勤務の日は,日中ファミレスまで出かけ,ランチの後で仕事をするのが定番に。
だいたい出入り口に近いテーブルを選び,入店してくるお客さんを観察して,具体的なポイントからアイデアを探そうとしています。
とっかかりは何らかの具体的なネタから始まります。
入店してくるひとを1分くらい目で追っていると,外見的な情報だけでなく,店に慣れているひとかどうか,ルールに対してどうふるまうかなど,内面的な情報まで分かってきます。
シャーロック・ホームズばりに推理できるわけではありませんが,じっくり観察してみると得られる情報は多いものです。
そうして得られた観察結果から,これはと思うアイデアが湧いたらメモしておきます。
観察したエピソード自体は具体的なものですが,アイデアメモになる時点で少し抽象化されています。
見たもの全てを書き記すことはできないので,必然的に大切なポイントが抜き出され,抽象されているわけですね。
集めたアイデアがいくつか貯まると,さらに上位のアイデアになることがあります。
ここで抽象化が進んでおり,よりメタなアイデアになっています。
抽象が進んでいくことで,具体的なエピソードが解きほぐされ,そこで初めて何かを理解したという気になります。
分かるというのは分けるということで,複雑で具体的なものをシンプルで抽象的なものへ解剖する作業だということですね。
抽象化というものは,物事を理解するときに有効であるだけでなく,意思疎通を図る上でも大切な作業かもしれません。
このあたりは,また別の機会に考えてみたいと思います。
それでは,また。
/ゴドー