こんばんは,ゴドーです。
最近,眠りが浅いのかよく夢を見ます。
夢を見ている最中は面白い展開だと感じることが多くて,寝ながらにして「これは小説にすれば売れるぞ」と思うこともしばしば。
でも,起きて冷静に思い返してみると,まったく整合性がとれておらず,どこが面白かったのか思い出せないですね。
どうして,覚醒状態では荒唐無稽だとすぐに分かることが,夢の中だと自然に受け入れられてしまうのでしょうか。
人間のもつ推論機能は,例えその内容が「偽」であったとしても,論理を繋いだ時点で認めてしまう機構になっているような気がします。
「犬が飛ぶ」という状況を想起しただけで,その妥当性を吟味しないまま信じてしまう感じ。
きっと,落ち着いて熟考する器官が働いていないか,もしくは脳の別の部分にある反論材料にアクセスできない状況になっているかのどちらかなのでしょう。
もし人間の論理回路が思いつきを自然に受け入れる仕組みになっているとしたら,起きている間も注意が必要ですね。
ある程度,自覚的に批判精神をもたないと,簡単に思いついた論理にコロッと傾倒してしまいそうです。
特殊詐欺なんかも,この人間の認知機能の穴を上手く突いてくるのかなと思ったり。
子供の頃にボンヤリ感じていたほど,人間はパーフェクトな存在ではないようです。
でも,不完全だからこそ可能性があるとも言えるし,不都合な性質は理性で乗り越えられるとも信じています。
そのためにもまずは,自分の性質をなるべく客観的に見張っておくことが必要ですね。
それでは,また。
/ゴドー