こんばんは,ゴドーです。
幡野広志著『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』を読みました。
幡野さんのことは「ほぼ日」をきっかけに知りました。
今は毎週月曜日に公開されているコラム「幡野広志の、なんで僕に聞くんだろう」を楽しみにしています。
幡野さんの書くことはとても分かりやすいというか,素直で自然な意見を述べられていると感じます。
そんな自然な意見に価値があると感じるのは,しがらみに支配されている人が多いという証拠でしょう。
この辺りは森先生の著作が人気な理由と近しい気がしますね。
「選べなかったことを、選びなおす」というのは,ネタバレしてしまえば家族のこと。
人間誰しも,生まれてくる親は選べないし,幼少期の家庭環境もコントロールできないことが多いでしょう。
しかし成長するにつれ,縁を切ったり結び直したりして,家族を再構築できるようになると。
社会的生物である人間は他者との関係なしに安定して生きていくのは困難ですが,不幸の源になりうるのも同じ人間関係です。
知り合いにも何人か親との関係が悪い人がいますし,きっぱり縁を切った人もいれば,厄介な親に呪いのように粘着されて逃げ切れていない人もいます。
僕としては仲の良い人々が健やかに暮らせることをただ祈っているばかりですが。。
いずれにせよ,誰にとっても関係ある家族というテーマを扱っていることもあり,色々な人におすすめできる本だと思いました。
それでは,また。
/ゴドー