こんばんは,ゴドーです。
別の企画展が今日までだったので,同時に開設されていたエジプト展も一緒に観たのですあ,これがなかなかおもしろかった。
日本初公開の展示も多かったようで,行ってみてよかったです。
今回,改めてエジプトの死生観を知りましたが,興味深かった。
ミイラ化された死者は,転生を保証するためのスカラベや「死者の書」などを持たされて霊界に行きます。
生前に盗みを働いていないか,嘘をついていないかなどを審査され,潔白と認められた人間のみ幸せな天国に行けると。
ここでおもしろいのは,件のスカラベや「死者の書」があることで,最後の審判をパスできるようになるということ。
僕の解釈が間違っているかもしれませんが,これらのアイテムを一緒に埋葬して置くことで,死者はたとえ生前に多少の悪さをしていても見逃されるということでした。
審判する神々を騙して,ある意味裏口入学するような形で霊界に行けるアイテムを用意するあたり,妙に人情味があっておもしろかったですね。
このエジプト展は4月4日まで開催されているとのことです。
10時くらいに博物館に着いたら既に1時間待ちになっていたので,開館と同時に入場するか,もしくは平日に行くことをオススメします。
それでは,また。
/ゴドー