こんばんは,ゴドーです。
昨日の続きで言葉の使い方について。
話し言葉と書き言葉の大きな違いは,書き言葉の方が編集容易という話でした。
例えば,このブログ記事を書く間に,いったい何回バックスペースキーとカーソルキーを押していることか。
完成した文章内の語順と書いた順番は全く一致していません。
大まかな話の骨子だけは書き出す前にボンヤリ考えていますが,細かい肉付けの順番はストーリーの順番とは独立ですね。
ところで,中高生の頃はもっと初めから全体的な文章構成を考えていたような気がします。
毎週のように原稿用紙数枚分の作文を提出する課題があったのですが,ほぼノンストップ・修正無しで最後まで書き上げていたような記憶が。
原稿用紙に手書きでの提出で,PC上で文章を書くよりも修正が面倒だったこともあり,なるべく一気通貫で書き始めていました。
あの頃ほどの文章構成力は今はもう失われたように思います。
単純な知的能力の衰えというよりは,PC上での文章編集に慣れたため,書き出す前に頭の中で事前準備しておくべき量が減ったのではないかと。
ある種,PCの変換に慣れたがために漢字が書けなくなるようなものでしょうか。
しかし,書き出す前の文章構成力が衰えたということは,話し出す前の文章構成力も衰えてきたということかも?
ある程度,危機意識をもって自省してみた方がよいかもしれませんね…
それでは,また。
/ゴドー