プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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ヒトの子供と大人は相似形じゃない

こんばんは,ゴドーです。


今日は9時台から気温が30度を越える真夏日でした。

全国的にも熱中症アラートが出されており,暑い1日だったようです。

昼過ぎに外出してカフェまで行きましたが,ほんの数分歩いているだけでも身体に熱が溜まるのを実感しました。


子供の方が大人より熱中症になりやすいらしく,警戒が叫ばれています。

一般に相似形で大きくなる動物であれば,身体が大きい方が熱を溜めやすいはず。

たとえばホッキョクグマのように,寒冷地にいる動物は大きいものが多いですね。

子供の方が暖まりやすいヒトはホッキョクグマとは逆の存在です。


理由は単純で,ヒトの体型は子供と大人で相似形じゃないからですね。

クマのように全身がほぼ相似形で成長する動物であれば,たとえば身体が2倍大きくなれば,放熱する表面積は4倍に対し蓄熱する体積は8倍となって,2倍熱を溜め込みやすい計算になります。

一方,ヒトは基本的に楕円柱形の身体つきをしており,柱の高さ方向へ伸びる成長をするので,身体が2倍になったときに表面積・体積ともに2倍程度しか変わらず,蓄熱度合いがクマほど大きく変わらないはず。


なお,幼児の場合,身体の不調は感じていても上手く言語化できずに熱中症が進行してしまうこともあるようです。

屋外で子供が疲れた素振りを見せていたら,無理せず冷所に移動し,水分や塩分を補給するようにすべきですね。

昨今の猛暑はとても気合で耐えられるようなものではありませんし,様々な手段で身体に熱を溜めないようにしたいものです。


それでは,また。

/ゴドー