こんばんは,ゴドーです。
セキュリティ集団スプラウト著『闇(ダーク)ウェブ』を読みました。
匿名性が高いインターネットであるダークウェブに関して,特にサイバーセキュリティの面から記述された本です。
ダークウェブの名前や,闇のウェブマーケットが違法な商品売買の温床になっていることは知っていました。
しかし,ダークウェブを支えている技術や実際にあった摘発事例についてはよく知らなかったので勉強になりました。
匿名性の高いインターネット自体は言論の自由を担保するために必要な技術ですが,有用な技術は悪用されてしまうのが世の常。
その匿名性の高さから調査が難しいのも難点。
いくつかの摘発事例が紹介されていましたが,捜査によってダークウェブ自体の匿名性を破ったわけではなく,犯罪者の脇の甘さを突くことで摘発できているようですね*1。
実はまた今度,実際にダークウェブへアクセスしてみようかなとも考えています。
もちろん違法な商品を買うわけではありませんが,犯罪に巻き込まれないようにするためにも,その実態を知っておくことは有用であると思うからです。
本を読むことで大体の概要は分かりましたが,技術ネタは結局自分で動かしてみないと分からない部分もありますし。
ただ,対象が対象だけに,チャレンジする前に十分勉強してから臨まなければと思っている次第です。
それでは,また。
/ゴドー