プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

MENU

すぎやま先生のご冥福をお祈りします

こんばんは,ゴドーです。


楽家・作曲家のすぎやまこういち先生が9月30日に亡くなられたとのニュースがありました。

テレビ音楽や歌謡曲に加え,ゲーム音楽のジャンルでも有名なすぎやま先生。

特に「序曲」を始めとするドラクエ音楽が有名だと思いますが,初代ドラクエが発売されたときから既に60歳近かったんですよね。

とても聡明な方で,ご高齢になってもなお若い感性を持ち続けていらっしゃいました。

news.yahoo.co.jp


僕がすぎやま音楽と密接に触れた最初の機会はニンテンドー64で発売されていた「風来のシレン2」でした。

風来のシレンは和風デザインのゲームでしたが,すぎやま先生のクラシック系BGMが非常にマッチしているのですよね。

竹林の間を抜けていくときのあのBGMが,ゲームの記憶と共に心に残っています。


ゲーム音楽はプレイ中ずっと聴いているものですから,飽きが来ず疲れないものでなければなりません。

その点,幾世となく聴かれてきたクラシック音楽の手法は,実はゲーム音楽と非常に相性がよかったのですね。

すぎやま先生がファミコン時代にピコピコと言われるゲーム音楽界に伝統的なクラシック音楽界の技法を持ち込んだことで,ゲーム音楽の可能性を大きく広げることになったのは間違いないかと。

数々の楽曲は今もなおファンの耳に残っていますし,ベートーヴェンモーツァルトのように,すぎやま先生の音楽もずっと聴き継がれていくものと思います。

いちゲームファンとして,改めてすぎやま先生に御礼申し上げると共に,先生のご冥福をお祈りいたします。


それでは,また。

/ゴドー