こんばんは,ゴドーです。
厚労省が進めている「健やか親子21」のポータルサイトが見やすくなっていました。
健やか親子21とは「平成 13 年から開始した、母子の健康水準を向上させるための様々な取組を、みんなで推進する国民運動計画」。
「成育基本法」の解説や各種統計がよくまとまっています。
個人的に意外だったのは朝食欠食の割合が小学6年生で15.2%,中学3年生で20.2%という統計データ*1。
確かに自分が小学生の頃も「保健だより」のような配布物で「朝食を食べましょう」と指導されていましたが,朝ごはんを食べないのは相当レアケースだろうと勝手に思っていました。
ところが,要因は家庭習慣から本人の希望まで様々あるでしょうが,いずれにせよ朝食欠食児童の割合が想像以上に多く驚きです。
個人の体験に基づく主観的な印象は,ときに実態と大きくかけ離れていることがありますね。
欠食率の話に関しても,こういう統計データを抜きに論じようとすると,全く的はずれな結論を出してしまう恐れがあります。
個人的に薦めている本『超予測力』でも指摘されていた通り,推論を始めるときは個人的な信念に基づくのではなく,客観的な統計から始めることが大切ということですね。
それでは,また。
/ゴドー
*1:Webサイト上で指定されている学力調査データのどこに出典があるのかよく分かりません。。