こんばんは,ゴドーです。
既に2年前の動画ですが,なかやまきんに君のYouTubeチャンネルでマインドマッスルコネクション(MMC)理論が紹介されていました。
MMC理論とは,意識(マインド)と筋肉(マッスル)を連結(コネクション)させるという意味で,要はどこの筋肉を使っているか意識しながら動かしましょうということ。
意識と筋肉が連結されることで,鍛えたい部位に適切な負荷を掛けることができ,筋力トレーニングの効果を高めることができるため,トレーニーにとっては非常に重要です.
また,トレーニングに限らずスポーツにおいてもMMCは大切です。
ただボールを速く投げられればよい,タイムが縮まればよいというものではなく,筋肉の使い方に拘ることで,パフォーマンスを高めると同時に怪我のリスクを減らすことができるでしょう。
スポーツ選手がMMCを大切にしている例としては,類稀なる身体能力で有名なスポーツ庁長官の室伏広治さんは,育成において身体を意識的に動かす重要性を説かれているとのことで,スポーツ庁のWebページでも一般向けに身体のセルフチェック動画を公開されていました。
僕が練習している伝統太極拳においても,身体の隅々まで意識して動作する重要性が説かれています。
そもそも,よくあるイメージのように伝統太極拳が稽古でゆっくり動いているのは,正しい筋肉の使い方を意識したまま動くトレーニングだからであり,MMCがスポーツ科学における理論として提唱される以前からMMCを大切にしているということですね。
僕は伝統太極拳を習い始めてこの春で7年になりますが,最近頓に身体の不調を感じるようになりました。
一見すると加齢によって身体にガタが来ていると言えなくもないですが,むしろ伝統太極拳の練習を通じて筋肉と意識の接続が進み,身体の状態に敏感になってきているのではないかと。
伝統太極拳を始める前にそれほど不調を感じなかったのは,もちろんひとつには若さも理由だと思いますが,身体への意識が不十分で不調を不調と感じていなかったのかもしれません。
自身の不調に早めに気付けるのは悪化のリスクを下げるためにも重要だと思いますし,筋肉を操る意識の回路を育ててきてよかったと思う次第です。
それでは,また。
/ゴドー