プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

MENU

VR時代が本格的にやってきている

こんばんは,ゴドーです。


今日は平日ですが有給休暇を取っており。

家に籠もっていても体力が落ちるばかりなので,吉祥寺まで散歩して買い物したり井の頭公園で読書したりしていました。


VRは脳をどう変えるか? 仮想現実の心理学』という本を流し読みしましたが,これはなかなかおもしろい。

いわゆる「時代が追いついてきた」というやつで,マシンの高性能化・価格低下に伴い,VRが様々なところで利用される社会になりつつあると思います。


VRの興味深いところは,作り物であると分かっていてもなお,反射的・生理的な反応が生じてしまうところ。

僕も「ビートセイバー」を遊んだとき,眼前に飛んでくる障害物に対して必死の思いで避けようとした経験があります。

また,瞬間的な反応に限らず,じっくりと思考する余裕があるようなシーンですら否応なしに反応してしまうことがあるのが実におもしろいですね。

たとえば高所シーンはVRコンテンツの定番ですが,たとえ偽物の風景だと分かっていても,実際に虚空に向かって足を踏み出すには強い心理的抵抗があります。


人間の意識・無意識にこれほど強く作用するVRですから,娯楽や訓練用途以外にも様々な応用が考えられるでしょう。

たとえば既にメンタルヘルス治療のために用いられているように,医療分野で活用されることは増えそうです。

また,VR環境が各家庭に揃うようになってくれば,政治分野もVRコンテンツに進出するようになり,VR街頭演説が実現するでしょう。

さらに,ビデオよりVRの方がより現実に近い臨場感が得られることを考えると,現在ビデオ会議で行われているものはどんどんVR会議に切り替わっていく可能性があります。

自分が生きている間にこのような未来が訪れる可能性は非常に高いと思っていますし,今から非常に期待しているところです。


それでは,また。

/ゴドー