こんばんは,ゴドーです。
安倍元首相が銃で撃たれ亡くなった事件。
ショッキングなニュースが続いているので,間をおいて思考を整理した方が本当はいいかもしれません。
ただ,日々の思考を記録するという本ブログの趣旨に沿って,現状の気持ちを書き記しておくことにしました。
個人の価値観として,暴力による主義主張はどのような理由があっても認められません。
人類は暴力という幼稚なコミュニケーションに頼らない合意形成を目指すべきだと思います。
ちなみに参議院選挙の最中ですが,投票制が合意形成方法として理想形だとは思いませんが,少なくともこれまでの政治システムの中では最善だと思っています。
また,政治的なイデオロギー関係なく,生活不安や社会格差がある状況は暴力的な事案の発生率を高めると考えており,これは政治によって解決していく必要があると思っています。
衣食足りて礼節を知るという言葉がありますが,各々が普通に幸せを感じられるような社会をつくっていくべきでしょう。
全員が最低限幸せな社会を目指したいというのは能天気すぎると思われるかもしれませんが,それが一番効率的かつ生産的な社会のあり方であるはずだと信じています。
たとえば今回の事件を受けて街頭演説するときの警備がより厳重になるかもしれませんが,安全保障のためのコストは現状必要なものであるとはいえ,もし全員が最低限幸せであれば不要になるはずのコストです。
このあたりはゲーム理論的なジレンマの話に通じますね。
幸せというのはその人が幸せと思えば成立するので,全員が幸せという状況は物理的に不可能ではないと思います。
幸せ自体はゼロサムではないと思っていますが,歴史的には食料や土地など有限の物質を所有することが幸福に結びついていたのでゼロサムに見えていたのではないかと。
しかし,多くの場所で最低限の衣食住が確保されるようになり,またモノからコトの時代になって物質によらない幸せが定義されるようになったことで,幸せがゼロサムでない時代が到来しつつあります。
生活空間の仮想化というのは映画『マトリックス』のようにしばしばディストピアのように演出されますが,有限リソースの奪い合いから開放されるという点で,人類が精神的に幸せとなるために必要な方向性であると思います。
まとまらない話になってしまいましたので,このあたりで。
明日は忘れず期日前投票に行こうと思います。
それでは,また。
/ゴドー