プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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対象について12時間考え続ける

こんばんは、ゴドーです。


Twitterで流れてきたブログ記事のご紹介。

元記事自体は2016年のものですが、普遍的な内容が含まれていると思います。

美大の授業に関する話ですが、研究職を含むホワイトカラー全般で学ぶべきところがあるかと。

izoomi-momo.jugem.jp


対象についてじっくり考え続けるというのは本当に重要だと直観的にも思います。

僕は美術には縁がないのですが、修論を書いているときと太極拳で本当に集中できているときとで、観察を無限に深めていくような感覚を味わったことがあります。

「分かる」のレベルがどんどん無限に深まっていくような感じで、しかも深さというある1次元方向に進んでいくのではなく、ベクトルを変えながら落ちていくようなイメージ。

そもそも何かを理解するという行為に終わりや唯一解はないのかもしれませんが、無限に近い自由度を持った空間のなかで解を探索していると同時に、よりメタなレイヤーで全体像を更新していくような、立体的な知識更新が行われている気がします。


まったく根拠はありませんが、ひとつの対象についてひたすら考え続けるという行為と、それによって生まれるものにこそ人間の知的能力の真価が秘められているような気もします。

少なくとも知的生産で飯を食っていくものとしては、自分の研究について寝ても覚めても考え続ける能力は必要だと思いますし、意図的に考えるように仕向けていく必要があるように感じました。


それでは、また。

/ゴドー