こんばんは、ゴドーです。
伝統太極拳の先生曰く「100人の自分を操作できるようになりなさい」と。
先生は他にもオーケストラをつかった例えをされます。
どちらも言わんとするところは同じで、100人の自分とかオーケストラの楽器が身体の各部位を表現しており。
身体の全ての部位を理想的にコントロールすることで、技を体現できるようになりなさいという教えですね。
普段の練習は、一つ一つの部位ごとに分けて、とにかく小脳に運動を記憶させます。
さながら、オーケストラの楽器をひとつずつ練習しているようなものですね。
一方、「通し」で動くときはただ動こうと思うだけで、あまり頭で考えるべきではないとのこと。
いわば”自分”は全体の調和を見る指揮者のような立場となって動くというイメージでしょうか。
もちろん、理屈がなんとなくわかっているだけで、今現在まったく体現できいませんが、そういう境地が実際にあるというのは非常に興味深いですね。
それでは、また。
/ゴドー