こんばんは、ゴドーです。
アメリカ大統領選挙の流れで話題になっていた『世界はなぜ左と右に分かれるのか――対立を超えるための道徳心理学』を図書館で借りてきました。
まだ読み始めたばかりですが、思考に先立つ情動が影響しているということのようですね。
人間の不合理性に関する研究の歴史について、たとえば心理学や認知科学がどのように扱ってきたのかはよく知りませんが、自分がこの手の話題に触れたのは心理学というよりは進化心理学や行動経済学の領域からでした。
名著のタイトルにある通り、人間は「予想通りに不合理」であるという事実は、知性主義者なところがあった若かりし自分にとって衝撃であるとともに、よりメタな視座を提供するものとして刺激的に感じられたのを覚えています。
近年は自分のような素人レベルにまで、ヒトが情動と理性を併せ持つ存在であることが常識として浸透してきています。
情動と理性を如何に共存させるか、その在り方を考えることがこれからの重点課題になるような気がします。
それでは、また。
/ゴドー