こんばんは、mulfunctionです。
早いものでもう9月ですね。2018年も残り2/3、日々精進して行きたいと思います。
今朝見かけた面白いツイートをご紹介。
今日の朝生ダイジェスト。
— liberalist (@liberalist_shun) 2018年8月31日
落合陽一「人間とロボット、どちらにお世話してもらいたいですか?」
介護老人「そりゃあ、人間じゃ。心がこもっとるからな。」
落合陽一「じゃあ、ウォシュレットと、おっさんにケツ拭いてもらうの、どちらがいいですか?」
介護老人「ウォシュレット(即答)」#朝生
私はこのTV番組を観ていなかったので、上記の話がどのような流れで出てきたものか分かりませんが、面白い話だなぁと思いました。
日頃から考えていることですが、技術を社会実装していく過程では、技術に不慣れな人にどう受け入れてもらうか、ということが重要でしょう。基本的に人間というものは、これまで自分が学習してきた事柄を物差しに出会った物事を測るので、革新的な技術ほど「なんだか分からないから受け入れられない」となりがちです。
なので、技術をなるべく沢山の人々に使ってもらうためには、受け入れやすいインタフェースの構築も同時に考えていく必要があると思います。インタフェースといっても在り方は様々で、それは時にはデザインかもしれませんし、また時にはコミュニケーション/伝え方かもしれません。
技術の社会実装を考える上で、「Human-Agent Interaction」という研究分野が面白いと思います。システムを使うユーザが受け入れやすいように、例えばディスプレイに顔文字のようなものを表示するなど、工学と認知科学がフュージョンした面白い研究が多数なされています。
少なくとも向こう10~20年は、技術と人間の間のインタフェースとして、HAIが必要になるでしょう。その後、例えばデジタルネイティブ世代が壮年になる頃にもHAIが必要かどうかは分かりません。技術が技術のまま受け入れられる社会になっているかもしれませんし、そのときにはまた新たなイノベーションが起こっており、それを咀嚼するための新たなインタフェースが必要になっているのかも。
何にせよ、「どうやって人に受け入れてもらえるか」ということは面白い課題です。このへんの話は、また違った切り口で記事にしていきたいと思います。
それでは、また。
/mulfunciton