こんばんは,ゴドーです。
今朝はかなり早くに目が覚めました。
覚醒する直前に見ていた夢に祖父母が出てきました。
祖父は昨年の夏に亡くなったので,会ったのは久しぶり。
夢の設定は,自分が幼少の頃,祖父母が昔住んでいたマンションに泊まりに行ったところのようでした。
大体のレイアウトが同じ感じだったので。
晩年は筋肉が弱って歩くのに苦労していた祖父ですが,夢の中ではわりかし自然に過ごしていましたね。
元気な姿を見て不思議に思いましたが,自分たちが泊まりに来たことがよかったのだろうと勝手な解釈をしました。
脳科学の進歩によって,人間は自身の経験に対して作話をしていることが分かっています。
癲癇の治療のために右脳と左脳を分断した患者に対して,片目にだけものを見せると,もう一方の脳が認識していなくとも,見たものに応じたリアクションを取ることがあるそうで。
さらに面白いのは,なぜそのようなリアクションをしたのか理由を問われると,その場でもっともらしい話を作ってしまうのだと。
夢の中では,どんな奇妙なことが起こっても,大体すんなりと受け入れていますね。
今朝の夢を見て,これも作話に依るものなのだろうと思いました。
もともと見聞きしたものを都合よくストーリー化する性質があるので,夢で何を見ても違和感を覚えにくいのでしょう。
近年の脳科学や認知科学の研究成果は,知れば知るほど面白いエピソードだらけですね。
これから徐々に人類の人間観も変わっていくかもしれないと思うと,非常にわくわくしてきます。
それでは,また。
/ゴドー