プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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「Cの次に背が高い人は」について思うこと

こんばんは,ゴドーです。


ここ数日のTLで面白い話題が出ていますね。

5人の人が並んでいて,真ん中の人の次に背が高い人は誰かという質問です。

皆さんならどう答えるでしょうか?


投票結果を見ると回答は概ねBかDで,その比はおおよそ1:2のようです。

定量的でシンプルな設定でも意見が割れるのは面白いですね。

ちなみに僕の答えは「B」でした。


コミュニケーション面での話題はさておき,自分がなぜ「B」を選んだのか。

後の質問にもあるように,素数列ならば「11の次に大きな素数」に対して7ではなく13と答えますね。

思うに以下の3点が判断要素になっているようです。


①形容詞の有無

「Cの次は」「11の次は」のように形容詞がなければ,インデックスについて昇順でひとつ大きいものを選びます。

すなわち,Cの次はD,11の次は13です。


②要素数が有限か無限か

素数が無限ならば,インデックスについて昇順でひとつ大きいものを選びます。

すなわち,11の次は13です。


③形容詞によってソート

形容詞が「高い」ならば高さに対して降順に並べたとき,インデックスがひとつ大きいものを選びます。

すなわち,高さの降順だとE,D,C,B,Aの順に並んでCの次はBです。

もし質問が「Cの次に背が低い人は」ならば,僕はDと回答します。


この判断基準が絶対だなどと言いたいわけでは決してありません。

ただ,こういう機会に自分がどのように言葉を捉えているかを知ることは大切だと思います。

言葉は思考に使う道具であると同時に,コミュニケーションのツールでもあります。

自分が言葉をどのように認識して使っているか,そこのバイアスを正しく理解しておくことが,スムーズな意思疎通には必要不可欠ではないかと。


それでは,また。

/ゴドー