こんばんは,ゴドーです。
ここ数日のTLで面白い話題が出ていますね。
5人の人が並んでいて,真ん中の人の次に背が高い人は誰かという質問です。
皆さんならどう答えるでしょうか?
【拡散希望】
— Yuki /jukʲi/ (@Yuki_jukjis) May 7, 2019
なんか割れそうだったので
Aの身長は150cm
Bの身長は155cm
Cの身長は160cm
Dの身長は165cm
Eの身長は170cm
この5人の中で、Cの次に背が高い人は
投票結果を見ると回答は概ねBかDで,その比はおおよそ1:2のようです。
定量的でシンプルな設定でも意見が割れるのは面白いですね。
ちなみに僕の答えは「B」でした。
コミュニケーション面での話題はさておき,自分がなぜ「B」を選んだのか。
11の次に大きな素数は?
— Yuki /jukʲi/ (@Yuki_jukjis) May 7, 2019
ちなみに素数は2, 3, 5, 7, 11, 13, 17, ...と無限に続きます
後の質問にもあるように,素数列ならば「11の次に大きな素数」に対して7ではなく13と答えますね。
思うに以下の3点が判断要素になっているようです。
①形容詞の有無
「Cの次は」「11の次は」のように形容詞がなければ,インデックスについて昇順でひとつ大きいものを選びます。
すなわち,Cの次はD,11の次は13です。
②要素数が有限か無限か
要素数が無限ならば,インデックスについて昇順でひとつ大きいものを選びます。
すなわち,11の次は13です。
③形容詞によってソート
形容詞が「高い」ならば高さに対して降順に並べたとき,インデックスがひとつ大きいものを選びます。
すなわち,高さの降順だとE,D,C,B,Aの順に並んでCの次はBです。
もし質問が「Cの次に背が低い人は」ならば,僕はDと回答します。
この判断基準が絶対だなどと言いたいわけでは決してありません。
ただ,こういう機会に自分がどのように言葉を捉えているかを知ることは大切だと思います。
言葉は思考に使う道具であると同時に,コミュニケーションのツールでもあります。
自分が言葉をどのように認識して使っているか,そこのバイアスを正しく理解しておくことが,スムーズな意思疎通には必要不可欠ではないかと。
それでは,また。
/ゴドー