こんばんは,ゴドーです。
本日発生した大阪のビル火災で24名が亡くなられたとのニュースが入ってきました。
京都アニメーションの事件と同様,故意に放火したテロ事件とのことで,犯人のいち早い身柄確保と事件に巻き込まれた方々の無事を願うばかりです。
建築の対天災性能が向上している今,尤も驚異となるのはテロでしょう。
ビルのような建物では二方向避難が建築基準法で義務付けられているはずですが,故意の放火の場合,計画通りの避難が可能とは限りません。
極端な話,出口全てに火を放たれてしまえば逃げ道が無くなってしまうわけで。
また,テロに対して予防安全を考えるのも難しいでしょう。
つい最近も京王線内テロがニュースになっていましたが,危険物を持ち込もうとする人物を検出して事前に捉えるのはかなり困難。
挙動や顔色で分かる可能性もありますが,あらゆるところに警備を立てるのは不可能ですし,カメラで監視するにしても技術面やコスト面で難しいです。
東日本大震災や昨今の豪雨災害を受けて対策が進んだように,同様のテロ事件が増えていくことで,建築にも対テロ性能が求められていくかもしれません。
ただ,未来はさておき,現状では地震と同じで,まずは事件発生の瞬間に巻き込まれないようにすることと,ついで速やかに安全を確保し避難することが重要でしょう。
しばらくは模倣犯にも気をつける必要がありそうですね。
それでは,また。
/ゴドー