プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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「精確」と「正確」の話

こんばんは,ゴドーです。


森博嗣先生の新著を読んでいて「精確」という表現がありました。

「正確」ではなく「精確」を使うのは森先生流ですね。

国語辞典で確認したところ,両者に違いはないようですが,個人的には文脈次第で使い分けたい2語です。


「精確」の方は精度の「精」ですから,数値的にピッタリ合っているという感じがします。

ただ,計測というものは必ず誤差があるもので,あくまである程度の分解能に照らし合わせて目標値と合っているというイメージですね。

一方,「正確」の方は「正しい」という字ですから,何か真理的な正しさの基準があって,そこにマッチしているかどうかという印象があります。


まあ,あくまで僕の中での印象であって,上述したように辞書的には同じように使える言葉ですし,僕自信も全ての文脈で使い分けができるわけではありません。

ただ,言葉はなるべく丁寧に使いたいと思っていますし,その一環として用語の使い分けにも気をつかっていきたいと思っている次第です。


それでは,また。

/ゴドー