こんばんは,ゴドーです。
オリパラ大会組織委員会の森喜朗会長が退任することが決定したようで。
後任が誰になるのかよく分かりませんが,職位にふさわしい能力を持った人になるとよいですね。
オリパラの会長に限らず,そのポジションにふさわしい人材がその場所に付くべきだと思います。
この「ふさわしい」の評価は難しいですが,組織目標の達成への貢献可能性で考えればよいでしょう。
もちろん,組織のルールよりも公的な憲法や法令が優先して遵守されるべきなのは言うまでもありません。
多様性が不十分と思われる組織はまだまだ多いので,不公平を是正していくのは重要。
しかし一方で,多様性を目的にするのも違うかな,とは思っています。
例えばあるポジションに求められる職能とは無関係な属性Xがあったとして,属性Xを持つ人がそのポジションに就いている割合が,全体的な属性Xを持つ人の分布と整合しているならば,公平であると言えるのではないかと。
逆に,ある仕事を進める上で属性Xが有利な場合,「属性Xばかりその職位に就いている!」という批判は正しくないでしょう。
例えば「MVPは運動神経の優れた体格のいい選手ばかりだ!」などと批判しても意味がないですね。
資本主義で競争を行う以上,結果の不平等は仕方ないこと。
しかし,競争にまともに参加する機会が不均等なのは是正されるべきだと思います。
結果の平等を目指すよりは機会の公平を目指したい,というのが僕の立場です。
それでは,また。
/ゴドー