こんばんは、ゴドーです。
データの記述と解釈は別のもの。
前者はある手続きによって得られるもので、基本的には全員が同じ結論に到達できるはずのもの。
一方、後者は解析者の判断が入るところで、必ずしも誰もが同意できるとは限りません。
多くの場合、興味の対象はデータの解釈の方にあるので、データを使って何を語るかが重要になってきます。
自らの解釈を他人に納得してもらうためには、解釈の前提となる価値観・判断基準をまず共有してもらう必要があり。
どこまで共有が済んでいるかは個人や集団によって様々ですが、特に自らと属性が異なる他者や集団を相手に自説を説明するときは、前提の説明を丁寧に行う必要がありますね。
個人的な体感では、データの記述に夢中になっていると、しばしば”目指すべき解釈”を忘れがち。
「そもそも何が言いたかったのか」を見失ったまま、ただ手を動かしてデータを捏ねくり回しているばかりでは、やっぱりいい”論”が立たないですね。
また、解釈ばかりが先に立ち、データに書いてないことまで読み取ろうとしてしまうことにも注意する必要があります。
このあたりはある種本能に反しているというか、専門的な訓練が必要ですし、また訓練されていても油断すると失敗しがちなところなので、常に意識が必要だと思います。
それでは、また。
/ゴドー