プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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フィギュア選手の身体感覚はどんな風なんだろう

こんばんは,ゴドーです。


銭湯に行ったら,たまたま女子フィギュアスケートの試合が放送されていたので,湯冷ましがてら観ていました。

テレビ画面で視聴しているとスイスイ気持ちよさそうにパフォーマンスされているのですが,冷静に考えてものすごい身体技術ですよね。

あんな不安定そうな足元で,高速で片足立ちしたり跳躍・着地したりしているのだから,バランス感覚が甚だ優れていると言わざるを得ません。


僕はお世辞にも運動が得意ではないし,そもそも氷上スケートすらトライしたことがないので,身体操作の難しさについて推し量る材料はありません。

ただ少なくとも,氷上で歩くことすらままならないだろうということは高い尤度をもって予測できます。

フィギュアスケートに限りませんが,ああいった身体操作に長けている人々の内観はどうなっているのか興味がありますね。


予想ですが,重力や身体各部に対して,僕よりも高分解能で認識されているのではないかと。

もしくは訓練によって感じ方の質そのものが大きく異なっているかもしれません。

脳という同じプラットフォームをもっていても,その上で動いているソフトが異なるというのは実に興味深いことですね。


フィギュアスケートのように高速かつ高度に動くことはとても真似できませんが,伝統太極拳でゆっくり動きながら,僕は僕の身体感覚を深めていきたいと思っています。


それでは,また。

/ゴドー

イメージだけに左右されないために

こんばんは,ゴドーです。


ブルーライトカット眼鏡を子供がかけることについて,日本眼科医会や日本眼科学会などの団体が慎重意見を出したことがニュースになっていました。

www3.nhk.or.jp


ブルーライトカット眼鏡はもう一般に広く知られていますが,その効果については,必ずしも学術的にコンセンサスがとれているわけではないようですね。

眼鏡メーカーはブルーライトカットのポジティブな効果を示した研究を推し,ネガティブな結果になった研究については殊更言及したりはしないでしょうから,ポジティブな面しか知られていないのは当然といえば当然かも。

学術的にはネガティブな結果もポジティブな結果と同様に価値がある成果だと思いますが,ビジネスになるとポジティブな結果ばかりが求められてしまうのが現状ですね。


個人的には,自身のビジネスにとって不利になる情報でもちゃんと公開している企業の方がむしろ好感をもちますが,世間的にはそうでないのでしょう*1

イメージ戦略という言葉があることからも分かる通り,多くの消費者は科学的な根拠よりもイメージの良し悪しで商品を選ぶもの。

ただし,逆に考えれば,消費者が賢くなればなるほど,上辺の良さだけではなく本質的に良いものが選ばれるようになっていくはず?

社会の質を向上させるという意味でも,科学教育はやっぱり大切ですね。


それでは,また。

/ゴドー

*1:少なくとも,自身のネガティブキャンペーンをする戦略はマイナーのようです。

前頭葉のところに白髪ができてしまい

こんばんは,ゴドーです。


最近,左前頭葉のところに白髪ができてしまい気になります。

抜いてしまいたいのですが,位置的に微妙に自分では抜きづらいのが辛いところ。


白髪になる要因は何なんでしょうね?

簡単に検索したらブログ記事みたいなのはたくさん出てきますが,もうちょっと医学的な知見がほしいです。

自分の白髪を観察した限りだと,色が抜けているのみならず,毛の張りがなくなっている気がするのですが,いったいどういうメカニズムなのか。


原因に関しても加齢や栄養不足,睡眠不足などが挙げられていて,間違ってはいなさそうですが,理屈はよく分かりませんね。

まあ,白髪をなくそうと考えるよりも,健康的な生活を送ろうと考えた方がよいのは間違いないかもしれません。

当面は,健康に過ごすついでに白髪が抑えられるのを祈るしかなさそうですね。


それでは,また。

/ゴドー

ワクワクしっぱなしのハプティクス技術

こんばんは,ゴドーです。


「ハプティクス(haptics)」という言葉をご存知でしょうか?

一言で換言すると「触覚フィードバック」といったところ。

力や振動といった触覚を擬似的に与える技術で,XR技術の一種として非常に注目されています。


例えばバーチャル空間で何らかのオブジェクトを触ろうとしたとき,ハプティクス技術が必要になります。

今後,XR技術が更に進歩し,映像のリアルさが革新的に向上したとしても,描画されたオブジェクトに触ることができず手がすり抜けるままでは,むしろ不自然さが際立ってしまうでしょう。

バーチャルをリアルに感じる上で,触覚を再現することは必須と言えます。


ちょうど最近読み返した森博嗣先生の『有限と微小のパン』で,バーチャル世界に二人でダイブして握手をするというシーンがあります。

作中では触覚フィードバック機能付きのグローブを装着し,グローブの圧着具合が変わることで握手の感覚を生み出すという設定でした。

原理的に相手の手を掴むことはできるけれど,手を掴んだまま引き上げることはできないというのが面白いところでした。


ハプティクス技術に関して僕が特に関心を持っているのが,最近も新聞に記事が出ていましたが,村田製作所傘下のスタートアップ企業「ミライセンス」の3D触覚技術。

機器の微細振動や超音波によって皮膚に刺激を与え,脳を錯覚させて触覚を生み出す技術を持っています。

特に超音波型は,特殊なコントローラーを握ったりスーツを身に着けたりする必要がないという点で,使い勝手が非常に良さそう。

機会があれば,ぜひ一度体験してみたいと思っているところです*1

article.murata.com


それでは,また。

/ゴドー

*1:コロナ禍で直接体験するチャンスがしばらく無さそうなのが悲しいところ。

基本的に出社しているワケ

こんばんは,ゴドーです。


今日は久しぶりに仕事で遅くなりました。

明日がテレワークで朝に余裕があることもあり,ちょっと遅くまで頑張った感じですね。


「まん延防止等重点措置」が都に施行された関係で,職場ではテレワーク率を再び増やすことになりました。

ただ,個人ごとのリスクに合わせて出社率は調整してよいことになっており,僕は出社率高めにしています。

一人暮らしかつ徒歩通勤であるため,感染リスクが低いので,まあ出社しても大丈夫かなと。

実際,テレワークで過疎った職場にいても大したリスクはないと考えています。


テレワークの方が着替えや通勤の手間が減って楽なのですが,仕事を進める上では出社した方が捗るのですよね。

今の住居は単身者用のワンルームマンションで,元々ゲームするのと寝るためだけの場所。

どう考えても在宅勤務に相応しい環境とは言えず,また家にいると光熱費がかかることもあって,基本的に出社したいと思っています。


重点措置が出ようが,基本的な対策を続けていくことに変わりはなく。

日本のワクチン普及率は実にまだまだですが,いつかは十分な集団免疫が得られるときがくると期待していますし,そのときまで決して感染しないよう振る舞いたいと思います。


それでは,また。

/ゴドー

JTBの「バーチャル・ジャパン・プラットフォーム」構想を見て思うこと

こんばんは,ゴドーです。


旅行代理店大手のJTBが公開した「バーチャル・ジャパン・プラットフォーム」。

バーチャルな日本の中で観光できるプラットフォームを目指しているようですが,なかなかのローポリゴン具合で逆に(?)話題になっていましす。

www.youtube.com


技術面でのアピールという意味では,まあ逆効果に感じられるかもしれないですね。

しかし,コンセプト自体は僕がずっと期待していたものですし,大手のJTBがこういった構想を打ち出したこと自体はおもしろいと感じています*1


元々僕は,森博嗣小説に出てくるようなバーチャルが普及した世界を望んでいます。

まだまだロークオリティとはいえ,JTBが今回打ち出したような構想が世間にお披露目されたというのは期待が持てる流れです。

まあ現状は,一般の人がこの動画を観たらむしろ「やっぱりバーチャルは駄目だね」という感想になってしまうかもしれませんが…

まさかそういった効果を狙ってと考えるのは流石に穿ち過ぎ?


現状のXR技術は社会インフラになるにはまだまだ不十分ですが,しかし少子高齢化や持続可能社会のことを考えれば,フィジカルをサイバーに置き換えていく必要があると考えています。

社会動向に加え,最先端の技術傾向をしっかり追っていこうと思います。


それでは,また。

/ゴドー

*1:JTBがこの事業の先鞭をつけるのに相応しいかどうかはわかりませんが。

新年度の訪問型詐欺にご用心

こんばんは,ゴドーです。


久しぶりに,訪問型詐欺っぽい人が家にやってきました。

今回はKDDI関係者を名乗り,通信回線の工事が終わったことを説明したいと。

お知らせがあるので玄関まで出てきてほしいなどと述べており,とにかくドアを開けさせようという詐欺の鉄板を感じました。


詐欺の特徴としては,所属を早口で説明することや,こちらにメリットがありそうなことをちらつかせることにありますね。

「なんとなくいいことがありそう」感を匂わせて,引っ掛けられそうな人を探っているのですね。


対処法としては,とにかく会話に付き合わないこと。

論破してやろうなどと考えて,ドアを開けるのは絶対NGです。

今は忙しいので出られないと強弁して追い返しましょう。


今回の詐欺師は渡したいチラシがあるとか宣っていましたが,それならドアを開ける必要はありませんし,ポストに入れておいてくださいと言って一方的に会話を打ち切りました。

なお,後でポストを確認してもチラシは入っていなかったので,今回の訪問者は詐欺確定かと。


詐欺グループ間で情報共有されているのか,一旦塩対応で追い返せば,だいたい1年位は訪問してきませんね。

逆に言うと,新年度で新しく引っ越してきた可能性があるから,訪問してきたのかもしれません。

上京したての学生さんや新卒の人など,くれぐれも詐欺に引っかからないように気をつけましょう。


基本的に,アポ無しの訪問者は全部無視でいいと思います。

塩対応で断ってもなんの問題もなし。

そもそも,アポをとらずにいきなり家に押しかけてくる方が失礼なのですから。


それでは,また。

/ゴドー