こんばんは,ゴドーです。
ここ数日,同僚の人の発表資料をレビューしています。
もうすぐ内向けの研究発表があるので,それに向けた準備ですね。
今日が2回めのレビューでしたが,なかなか苦戦している様子。
プレゼン作成に苦労するアンチ・パターンとしてメモしておきます。
まず,話せる内容をひたすらスライドに作ってしまっている。
プレゼンで大切なのは「何が話せるか」ではなくて「何を話すか」,あるいは「何を話さないか」です。
自分が理解していることを100%盛り込もうとするのは,たいてい失敗します。
そもそも,ストーリーを作らず,いきなりスライドを作っている。
自分がプレゼン資料を作る際は,まずタイトルだけのスライドを並べて,どこで何を話すかを決めていきます。
この時点で大体の話の流れを作り,それに沿って必要な図表や絵を用意していくと。
初めにストーリーを作っておかないと,各内容をスライドに載せるかどうかの判断ができないので,気がつくと微細な末節まで盛り込もうとして,余計な時間を使っていることになりがちです。
あとは,ワンスライド・ワンメッセージの原則を守っていない。
聴衆は,各スライドに書かれたタイトルを表す内容だけがそのスライドにあることを期待しています。
例えば,「目的」と題したスライドに課題を書かないということですね。
ところで,プレゼンテーションの仕方に関して,僕が学生時代から参考にしている資料をご紹介。
How to give a great research talk
Simon Peyton Jones, Microsoft Research, Cambridge
http://www.ifs.tuwien.ac.at/~silvia/research-tips/Giving%20a%20talk.pdf
同タイトルで検索すれば,YouTubeに動画も見つかりますが、スライド資料で十分まとまっています。
アカデミックなプレゼンテーションを想定して書かれていますが,より一般的なプレゼンの場面にも適用できる要素が多いと思いますので,おすすめです。
それでは,また。
/ゴドー