プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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手強い本を読むときのやり方

こんばんは,ゴドーです。


一昨日あたりから急激に寒くなりました。。

朝起きたら窓に結露がびっしりで,横殴りの雨が降ったのかと一瞬勘違いして焦ってしまいました。

寒いとなかなか起きられませんし,いい加減に暖房をつけるべきでしょうか。

 * * *

昨日の「手強い本を読む」の続きですが,難しい本を読むときの自分なりのやり方としては,とにかく詳細ではなく全体像を掴むように読むことを心がけています。

例えば部分的に分からない部分があったとき,理解を一時保留して,先の文章を読んで理解できる部分を探します。

難しい哲学系の本でも,どこかに具体例の記述があれば,そこを手がかりにできる可能性があります。


また,抽象的なレベルで話の流れを追うことも大切だと思います。

議論の細部が分からなくとも,著者が賛成しているか反対しているか程度の情報を判断するようにしています。

修辞語の使い方を見れば,ポジティブかネガティブの判断は比較的容易なので,用語が分からなくとも意外となんとかなります。


大まかな話の流れと,部分的に理解できる箇所とがあれば,そこから全体をある程度復元できるかもしれません。

まるでクロスワードパズルを埋めていくような感じで,文章を前後に行き来しながら,徐々に解釈できる部分を増やしていきます。

話の流れから,その段落の結論が分かった上で読んでいくと,難しい言葉の羅列もそれなりに理解できるものです。


あとは,解釈できた部分をメモに書き出しながら読んでいくようにしています。

キーと思しき文章を書き写したり,理解度によっては自分の言葉で書き直したりします。

文章の上に目を滑らしていてもなかなか頭に入りづらいので,文を書くという作業そのものを通して読んでいく感じです。

上述の通り,文章を読む順番が前後するので,紙媒体よりも編集が容易な電子メモが適しているかと。

メモを取りながら読むので時間はかかりますが,その分のリターンはちゃんとあると思います。


それでは,また。

/ゴドー