こんばんは,ゴドーです。
カメラに詳しい同僚と久しぶりに会って話をしました。
色々な話をしましたが,一眼レフを始めとする民生用のカメラ市場はとても苦しい状況なようですね。
昨年夏にはオリンパスがカメラ事業から撤退し,次はニコンかどうかということでした。
市場の7割をキヤノンとソニーが占め,オリンパスやニコンは残りの3割にいて,さらにパイ自体が半分になっているとのことで,かなり苦しい状況にあったようです。
やはり,スマートフォンの普及がカメラ業界に危機を及ぼしているのでしょうね。
10万円の一眼レフと10万円のiPhoneを比較すると,多くの人はiPhoneを選ぶでしょう。
スマホカメラの性能で十分な人が大多数ではないかと。
そもそもスマホに対して一眼レフ等の民生カメラが優れている点が何かと尋ねたところ,ずばりレンズが大きい点にあると。
レンズが大きいということは,光量が不十分なシーンでも撮像できるということ。
例えば照度の低い室内で走り回る子供を撮影しようと思うと,スマホカメラでは難しく,ちゃんとしたカメラが必要になるとのことでした。
一昔前は子供の誕生を機にカメラを買うという流れがメジャーだったようですが,まさにこういう場面があるからなんですね。
しかし,上記の室内を走る子供のシーンのように光量が足りない場面でも,将来的には画像処理で鮮明に見える像が撮れるようになるかもしれません。
そもそも現状,スマホカメラで満足している人々というのは,補正ありの画像を写像的であるとして納得しているんですよね。
補正された現実でも十分リアルと見なされるということで,バーチャルに回帰しているとも言えます。
そう考えると,民生カメラからスマホカメラへ移っていく流れは実に現代的ですね。
それでは,また。
/ゴドー