こんばんは,ゴドーです。
森博嗣先生の『全てがFになる』から始まる「S&Mシリーズ」を再読しています。
大まかなストーリーは全部覚えているのですが,それでも十分楽しめますね。
やはり,登場人物たちの会話が唯一無二で,森イズムを感じるのが面白いんですよね。
僕は森先生の大ファンで,ミステリー以外のシリーズも大好きです。
特に「スカイ・クロラ」シリーズや「ヴォイド・シェイパ」シリーズは本当に名作。
優れた知性があれば,ここまで広い世界を描けるのだと敬服するばかりです。
ただ,ファンの中には最近のエッセイやSF的な著作よりも,往年のようなミステリーが読みたいという人もいるようで。
僕は必ずしも同じ意見ではありませんが,そのような人の気持ちも分からなくもないですね。
「S&M」シリーズを読み返して,やはり森先生のミステリーは一級品であると分かるし,このシリーズが10巻しか出ていないというのは勿体ない。
犀川&萌絵の活躍をずっと読み続けたいという気持ちはよくわかります。
「S&M」と世界観を共有している「Gシリーズ」や「WWシリーズ」の今後の展開が気になるところ。
なんだかんだ森先生はファンサービス精神旺盛なプロフェッショナルなので,きっと素敵な展開を用意してくださると信じています。
それでは,また。
/ゴドー