こんばんは,ゴドーです。
東京を始めとして,新型コロナウイルスの感染者数が増えています。
60代以上の感染者数が比較的少なく,重症例も減っていることから,ワクチン接種の効果があったことが分かりますね。
一方で,ワクチンが後回しに若年層が感染拡大の中心になっています。
仕事の案件でここ数週間,虎ノ門で仕事をしています。
夜21時過ぎに夜食を買いにコンビニへ出ると,路上飲みをしている姿をほぼ毎日一組は目撃しますね。
人数は2〜5人程度で,缶のアルコール飲料を開け,1メートル位の距離でマスクを付けずに会話しています。
いかに換気のよい屋外とはいえ,デルタ株の感染力だと感染するリスクが高いことは知られていますし,非常に危険な行為であるといえますね。
感染者のトレース調査では,感染経路不明の率が高いそうです。
実際のところ,通勤以外にこのような路上飲みや居酒屋利用をしており,心当たりはあるものの言い出せない例が多いのではないでしょうか。
1週間ほど前,仕事の帰りに夜22時頃の新宿三丁目を個人的調査の目的で歩きましたが,20〜40代と見える30人ほどが,テーブル席を埋める密な形で飲み会をしていました。
半屋外のテーブル席もありましたが,当然のように全員マスクなしで会話しており,明らかにクラスター源となりうる状況でしたね。
SNSで調べても,料理のアップ写真は多いですが,店内を写した写真はほとんど見当たりません。
飲み会をしている人達も,リスクが高い行動をしている自覚は大なり小なりあるのだと思います。
しかしながら,「若年層は重症化しない」というのを都合よく解釈して,赤信号みんなで渡れば怖くないの精神で飲み会に興じているのでしょう。
正常化バイアスのお手本のような,思慮に欠けた行為だと思います。
このような一部群衆の歪んだ認知や「オリンピックをやってるんだから飲み会してもいいだろう」といった幼稚な理屈付けはウイルスには通用しません。
奴らはただ,科学的な機序に従って,高リスク行動をとる集団の中で感染拡大していくだけです。
この状況は感染拡大による医療逼迫,自宅治療中心で十分な医療サービスを受けられないパニック状態になるまで続くでしょうか。
自分自身や身近な人々がコロナに感染して酷い目に合わないと分からない人間というのは,残念ながら一定数いるようで,しばらくはここを中心に感染拡大しそうです。
強権的な群衆制御ができない日本において,このような層をコントロールするには,金銭的なインセンティブを与えて自粛させる以外の案が今のところ思い付きませんが,果たしてどうなるでしょうか。
秋頃になってワクチンがある程度普及すればこの状況も少しは落ち着くでしょうし,とにかくそれまではこの集団と距離をおいて過ごすしかないでしょうね。
それでは,また。
/ゴドー