こんばんは,ゴドーです。
東京都および全国で新型コロナウイルスの陽性者数が急増していますね。
重傷者数が増えていないので問題ないという意見もありますが,果たして本当でしょうか。
療養用の病床に全く余裕がないとのニュースがありますし,今コロナに感染したら大変な目に合うことは間違いなさそうです。
重傷者が減っているのは高齢者を中心としたワクチン接種の効果だと思いますが,今問題なのは入院が必要な中等症の患者ですね。
東京都のポータルサイトでは軽症と中等症が分離されていないので,中等症の具体的な人数が分かりませんが,陽性者数に比例して増えていることは間違いないでしょう。
感染症の患者を受け入れ可能な病床は限りがあるというのは尤もですし,椅子取りゲーム状態になるのは必至。
病床が見つからず自宅療養をすることになり,そのまま悪化していざ病院へ運び込まれたときには手遅れになるケースも増えるでしょう。
コロナ疑いの患者が増えたことで,熱中症の患者をすぐに受け入れる体制に問題が生じているようです。
熱中症に限らず,コロナ以前から一定割合で生じていた外傷や熱中症の患者で,迅速な治療を受けられず予後が悪化したり死亡したりする例が増える恐れがありますね。
熱中症対策を行いながらStay Homeを続けるのが一番低リスクかと思いますが,既往症があって急に体調が悪くなるひともいるでしょうし,非常に難しい状況になってしまいました。
感染症の伝搬原理を考えれば,感染力の強い変異株の登場と,若年層が油断してマスクを外した会食をしていることが陽性者数増の原因であることは間違いありませんね。
陽性者増の原因をオリンピックとする旨もあるようですが「オリンピックが開催されているくらいだから自分たちも会食してよい」という理屈はウイルスには通用しません。
ただまあ,群集心理としては(残念ながら)納得のいく結果なので,オリパラの感染対策は非常に厳格であるというところをもっと強くアピールすべきだったと思います。
6月の記事でも述べた通り,オリパラ開催自体は反対しませんが,国民に求める以上に厳しい規制を敷くべきだと思っています。
首相が言うように10~11月頃までに接種希望者全員がワクチン接種を終えれば,多少は状況が落ち着くでしょうか。
病床圧迫のニュースや,助かる命が助からなかった悲しいケースなど,コロナ感染のリスクが日常化することで,日和見層のワクチン接種が加速することを願います。
それでは,また。
/ゴドー