こんばんは、ゴドーです。
昨年末に読んだ『行為主体性の進化』。
元々自分の興味に合致していそうな予感はありましたが、想像以上に多くの示唆を与えてくれました。
特に大型類人猿と人間との違いについて。
大型類人猿が合理的に行動選択できるように、人間もまた合理的な行動選択を行います。
ただ、人間は自らの目的達成のための意思決定だけでなく、人間が属する共同体や文化集団の共同目的のためにも意思決定できると。
つまり、「私はこうしたい」という欲求だけでなく、「我々はこうしたい・こうすべきだ」という欲求を兼ね備えているわけですね。
個人個人の意思決定において社会規範がどう扱われていると考えるべきなのか。
ずっと悩んでいましたが、そもそも別のチャネルがあるという考え方は分かりやすく、また的を得ている気がします。
しばらくこの描像を軸に研究を進めたいと思っています。
それでは、また。
/ゴドー