こんばんは,ゴドーです。
今日は上司と一緒に社外の研究会に出席してきました。
研究会中に出た話題はどれも面白く,今後の研究のモチベーションを大いに高めてくれるものばかりでした。
なんなら今すぐ職場に戻って研究の続きをしたい気持ちに駆られたくらいです(笑)
研究会の途中で,同席した上司がコメントを求められ答弁していました。
そのコメントですが,内容自体は僕自身が思っていたことと近いことでしたが,話し方やまとめ方がとても上手で,もし仮に僕がコメントを振られていたとしても,今の僕ではとてもこの回答はできなかっただろうなと感じました。
まだまだ修行が必要なのは分かっていましたが,先はなかなか長そうですね。
トークをするときに大切なのは,自分の発言が相手にどう受け取られるかを考えるということです。
ただ正論を述べるのではなく,相手にとって咀嚼しやすい順番や表現を選ぶ必要があります。
もっというと,話の内容を理解してもらう以上に,納得感を与えることが大切なのだろうと思います。
なんとなくでも伝わった・面白かったと思ってもらえるのが大事なのだろうと。
それはアカデミックなトークでもそうで,例外的な話まで事細かに説明するよりはむしろ,大まかに成り立つ話をズバッとワンメッセージで伝える方が,印象が強く,聴衆に伝わる期待値も高まると思います。
そもそも話し言葉って,共感を得る上では有効ですが,厳密な情報伝達には向いていません。
理路整然と理解すべきコンテンツについては,書き言葉でじっくり読んでもらう方がよいでしょう。
研究でいえば,トークは研究の宣伝であり,厳密に研究内容を理解したければ,論文などを読んでもらえばよいということです。
相手の立場になって考えるという客観性は,一石二鳥で身に付けられるものではなく,長い時間の訓練が必要です。
しかしながら,時間がかかるからといって諦めていたら,それこそいつまでも身に付かないままですし,焦らず日々意識的に練習し続けていきたいと思います。
それでは,また。
/ゴドー