こんばんは,ゴドーです。
話題の『FACT FULLNESS』を読みました。
様々な国を衛生士として見てきた作者たちが,データを元に世界の現状を教えてくれる本です。
世界は実際にどうなっているのか,誤解やバイアスなしに理解しようとする姿勢がファクトフルネスということですね。
作者たちは様々な統計データを示すと同時に,多くの人がどのように事実を誤解する傾向にあるのか,認知上の「癖」を教えてくれます。
例えば,なにかの数字がどんどん増えていると,そのまま直線でどこまでも増えていってしまうのではないかと感じる「直線本能」など。
世界人口のグラフを見ていて「人類はこのままどんどん増え続けるのか」と不安を感じる人も多いのではないかと思いますが,これは直線本能の一例として示されています。
実際には,世界人口は確かにしばらく増え続けるものの,110億人くらいで頭打ちになるそうですね。
本の中で世界の現状や将来についてのクイズが多数出てきますが,正直に言って初見ではほとんど正解できませんでした。
そして,読み進めるうちに,地球上の問題に関する知識が小中学校で習った内容からアップデートされていなかったことに気付きました。
まずは世界の現実を理解していなければ,今後の援助もなにも,的外れになってしまうでしょう。
例えば僕はときどき日本赤十字に募金をしたりするのですが,支援先がどういう状況にあるのか,どういうレベルで何が必要なのか知っておく必要があると感じました。
「ファクトフルネス」という姿勢は,今後も大切にしていきたいですね。
それでは,また。
/ゴドー
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2019/01/01
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