こんばんは,ゴドーです。
「ゆっくり茶番劇」騒動に関して,株式会社ドワンゴの記者会見を観ました。
ニコニコ動画というサービスがクリエイターあってのビジネスであるということもありますが,クリエイターのコミュニティを守ろうとする意志は嬉しいものですね。
かつて「ゆっくり」動画をニコニコ動画に投稿していたクリエイターの端くれとして,今回の迅速な対応には非常に感謝しています。
クリエイターの世界はファンとの間である種の信頼関係で成り立っているところがあると思います。
今回の騒動のように次々と権利を抑えてマネタイズしていくのが「経済的に合理的」なのかもしれませんが,そのような行為はエンターテイメントと必ずしも相性がよいとは限らず。
もちろん,クリエイターが生活するための正当な報酬は必要ですが,とはいえファンが気持ちよくお金を払えないシステムだと結局そのビジネスモデルは持続しないでしょう。
いずれにせよ,今回の騒動のように不合理な商標登録がまかり通ってしまうのは,クリエイターに関わる社会制度の限界といえるかもしれませんが,少なくとも大多数にとって真っ当だと思える方向に事態が進んでいるのは,界隈の自己浄化機能が働いている証拠ともいえ,喜ばしいことですね。
それでは,また。
/ゴドー