プロジェクション・フィルム(仮)

いろいろ考えたことを言語化して焼き付けておくためのブログ。話題は研究・身体・生活から些細な日記まで雑多に。ほぼ毎日21時更新です

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軍事行動が衛星によって変わっている

こんばんは、ゴドーです。


今日も吉祥寺で献血

看護師さんに血管が細いと指摘され、そうだったんだ~と意外でした。


採血中にNHK番組を視聴していましたが、これがなかなかおもしろかった。

軍事衛星についての番組で、ウクライナが対ロシア戦争でどのように衛星情報を利用しているのかという話でした。

デジタル・ウクライナ:衛星が変えた戦争
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2022081428774


リアルタイムで観測される衛星情報によって、軍事行動における情報戦が有利に進みます。

たとえばロシア軍の侵攻はアメリ国防省等によって事前に予測されていましたが、衛星画像を見れば軍隊の配備状況が一目瞭然ですね。


また、有志のプログラマーやジャーナリストが、衛星情報を中心としたオープンソース情報を活用して、ロシア軍の市民殺害や病院への攻撃といった戦争犯罪の証拠を集めているという話も面白かったです。

こういった活動を「OSINT (Open Source Intelligence) 」というそうなのですが、『超予測力』において超予測能力者たちのコミュニティーが行っていることと非常に近いように感じました。

個々の情報にはノイズやフェイクが入っている可能性はありますが、別々のソースから得た情報を照らし合わせることで、より「真実」に近い判断ができるようになるということですね。


現代戦において、戦車やミサイルといった兵器も勿論重要でしょうが、それに匹敵するくらい情報収集能力が大切ということですね。

日本の場合は国有の軍事衛星をもっておらず、海外の衛星を利用していると聞いています。

そのため衛星の利用料がかかったり、また衛星利用に制限があるなど、軍事情報を収集する上で遅れを取っていることは間違いなく。

今後、国有の軍事衛星をもつという計画はあるそうですし、安全保障のためにも現代戦にキャッチアップしていく必要がありますね。


それでは、また。

/ゴドー