こんばんは、ゴドーです。
今朝3時8分頃、北海道の胆振(いぶり)地方を中心に、マグニチュード6.7、最大震度7を観測した大きな地震がありました。
都内に住んでいる私自身は、揺れを感じることはありませんでしたが、起床するとLINEのグループトークに北海道出身の友人の実家を心配するポストが投稿されており、それで大地震の発生を知りました。
今回の地震は「平成30年北海道胆振東部地震」と名付けられたようですね。
www.jma.go.jp
気象庁 平成30年北海道胆振東部地震の関連情報
6月の大阪北部地震や西日本を中心に大きな被害をもたらした7月の豪雨、猛暑、非常に強い勢力をもった台風21号に今回の北海道胆振東部地震と、大きな災害が続いていますね。
「史上初」と言われるような水害が頻発するようになりましたが、近年の気象変動に伴って、同規模以上の水害が今後も発生する可能性は高いのではないかと思います。
水害は非常に大きな被害をもたらしますが、基本的には水害発生の前に、大まかな被害を予測して早期対策できる可能性があるところが、突発的に起こる地震とは異なっています。
体感的には、大きな地震が各地で相次いでおり、なにか地震が頻発するステージに入ったようにも感じますが、水害と違っていつ頃どこで発生するかはあくまで予言できない現象であるので、とにかく日頃から出来る限りの対策をしておく必要があるでしょう。
なにより考えるべきは、7月の豪雨や台風21号のような大規模災害が発生しているときに、同規模の大きな地震が再び起こるというリスクです。
水害か地震、どちらか一方だけならば備えられる計算だったとしても、両者が噛み合って襲いかかってくるワーストケースでは、その対策が機能しないかもしれません。
自分が住んでいる土地の水害リスク・地震発生時リスクをよく知り、適切に対策することが必要だと思います。
今回の大地震で、北海道は未だ多くの地域で停電しているようです。
道内でも最大量の電力を供給していた苫東厚真発電所が地震により緊急停止し、他の発電所に対する電力需要が急増し、対応できなくなって停止するという自体が連続的に発生し、雪崩式に全ての発電所が停まってしまったとのこと。
このようなカスケード(雪崩)停電は、大規模停電現象としてよく知られており、2003年にはニューヨークで同様のカスケード停電が発生して、北海道停電の約20倍規模の電力供給支障が発生したこともあります。
水力発電所からの電力供給でまず苫東厚真発電所を復旧し、順次他の発電所も動かしていくようですね。
ただ、火力発電所というのは大きなタービンをグルグル回して発電するものなので、電力が供給されても直ぐには、元と同じ速さでグルグル回し始めることはできません。
まずは電力需要と電力供給を少量ずつ、ほぼ等量になるように火力発電を開始し、あとは再び需要過多や供給過多で停電しないように、両者を少しずつ増やしていくという作業が必要になります。
そのため、復旧には相当時間がかかるものと思われます。
続き③:完全な復旧には苫東厚真火力発電所の復旧が必須ですが、修理に1週間以上はかかるとされています。この期間を短縮できないか?この点も関係者と協議しています。(続く)
— 世耕弘成 Hiroshige SEKO (@SekoHiroshige) September 6, 2018
世耕経済産業大臣 公式Twitterより
電力が復旧するまで不便な生活を強いられることも心配ですが、病院など重要施設の機能低下が心配です。
救助活動や情報収集をする上でも、電力が安定していない状況は向かい風でしょう。
あとは、今回の地震で北海道のデータセンターなどへの被害はなかったのか等も気になるところです。
土砂崩れや液状化など、目に見える被害はもちろんのこと、電力等の重要インフラが途絶えることによる二次被害が非常に懸念されます。
1日も早い復旧と復興を願って、募集が始まり次第、募金してこようと思います。
それでは、また。
/ゴドー